こんにちは、億持ってない億男です。
副業の一環として投資を始めたいと考えている人は多くいることでしょう。
余剰資金を運用にまわす投資の場合、自分が働く必要はなく、投資をした後は待つだけでお金を稼ぐことができます。
ただし、投資にはリスクが付きものです。今まで一度も運用したことがない初心者だと、どの銘柄に投資をすれば良いのかがわからず、なかなか運用を始められません。
今回はそんな投資先の一つであるETFで稼ぐをテーマに、ETFとは何なのか、どうすれば稼げるのかについて解説します。
1.ETFとは?
ETFとは上場している投資信託のこと。
非上場の投資信託と違ってETFの場合、リアルタイムな価格で売買ができること、信託報酬が安い、などのメリットがあります。
株と違って投資信託の場合、購入し、保有すると、その保有期間中に信託報酬という手数料がかかります。
要するに投資信託は保有するだけで費用がかかるということです。それはETFも同じです。
ただ信託報酬が安くても0.1%以上が相場の投資信託と比べて、ETFは0.1%以下で買える銘柄が多く、低コストな運用ができます。
ETFは銘柄の種類も多く、株や債権、不動産、コモディティなど、様々な分野に分散して投資ができるでしょう。
株と違ってプロが運用するETFや投資信託の場合、破綻するリスクが低く、初心者向けの金融商品となります。
その中でもETFは低コストで、いつでも取引ができるなど、非上場の投資信託以上に魅力のある金融商品なのです。
2.キャピタルゲインで稼ぐ
ETFで得られる利益というと、まずキャピタルゲインがあります。
キャピタルゲインとは値動きを利用して稼ぐ手法のこと。例えば割安の時にETFを買い、値上がりした後に売れば、値上がりした分だけ利益を稼げます。この利益がキャピタルゲインです。
デイトレードのような短期売買では、主にこのキャピタルゲインを狙ってトレードをします。
投資信託と違ってETFの場合、証券取引所に上場していますので、リアルタイムでトレードができます。
ETFは株と同じ扱いになりますので、信用取引も可能です。
信用取引ができるということは、空売りができる、つまり価格が落ちているような場面であっても儲けるチャンスがあるということです。
本来、投資信託で得られるキャピタルゲインというと、値上がりによる利益だけなはずなのですが、ETFの信用取引をすると、暴落するような場面であっても稼げるでしょう。
ただし、キャピタルゲインは素人が手を出してすぐに稼げるというものではありません。
ETFのデイトレードを検討しているのであれば、テクニカル分析など、チャートより相場の動向を予測する術を習得しておきましょう。
テクニカル分析ができるようになると、ETFのデイトレードがやりやすくなります。
3.インカムゲインを稼ぐ
ETFより得られる利益はキャピタルゲインだけではありません。インカムゲインも稼げます。
インカムゲインとは、定期的に稼げる利益のこと。例えば、不動産投資における賃料収入などはまさにその典型です。
ETFの銘柄の中には、定期的に分配金がもらえる銘柄もあります。分配金の利回りが高いETFを購入し、長期保有すれば、定期的に分配金を稼いで儲けることができます。
高利回りな銘柄ともなると、年利3%から5%と、かなり高めです。
日本の銀行の金利がほとんど0に近い今の時代、余剰資金を銀行に預けてもATMの手数料代も稼げないでしょう。
それならば、余剰資金で高利回りなETFを購入し、長期保有して分配金を稼いだ方が、よほどリターンのある運用となります。
ETFで稼げるインカムゲインは、各銘柄より定期的に稼げる分配金だけではありません。
ETFは株と同じ扱いになるということもあってか、貸株のサービスを利用できます。
貸株とは株を他人に貸すことで、賃料を得られるサービスのこと。
貸株の金利は銘柄によって異なりますが、ただ保有している銘柄を貸すだけで金利収入を得られるので、誰でも簡単に行えます。
分配金に加えて貸株のサービスを利用することで金利収入まで稼げるなど、ETFには非上場の投資信託には無い魅力が豊富です。
やり方次第では、投資信託以上に稼げるでしょう。
4.金に投資をするメリット
安全資産の一つである金は、金融危機などに強く、投資をしておくと万が一の時に役立ちます。
そんな金ですが、ETFの銘柄の中には金価格と連動している銘柄もあります。
金以外にも銀やプラチナなどのコモディティの価格と連動しているETFに投資をすると、たとえ現物を保有していなくても、実質コモディティに投資をしているのと同じ効果を受けられます。
ETFに投資をする時は、金などの安全資産にも投資をしておくことをおすすめします。
といっても、金だけに投資をしても、あまりメリットはないです。金価格に連動するETFは、株や不動産などの銘柄と一緒にポートフォリオに組み込むことで、効果を発揮しやすいです。
なぜなら、金は安全資産ということもあってか、株などとは逆相関の動きをすることが多いからです。
例えば日経平均株価が上昇するような場面では、金の価値は下がりやすいです。しかし、株価が下落すると、今度は安全資産である金の需要が高まり、価値が上がりやすいです。
株というのは常に上昇するものではありません。歴史を振り返ると、10年に1度の頻度で金融危機が発生しています。
そのような金融危機が発生した時、保有している銘柄が株関連のETFだけだと、暴落をキッカケに資産が減ってしまうリスクがあります。
しかし、金にも投資をしておけば、このような株が暴落する場面であっても、金の価格高騰の恩恵を受け、株のマイナスを補填することができます。
金への投資とはいってみれば、株が暴落した時の保険のようなものです。
ETFは、株や債券、不動産、コモディティなど、種類が多いです。株だけに集中して投資をするのではなく、金などのコモディティにも分散して投資をし、リスクを緩和しておきましょう。
まとめ
今回はETFについて、その特徴や、稼ぐポイントなどを解説しました。
リアルタイムでトレードができるETFは、投資信託と違ってデイトレードにも向いています。信用取引をすれば、暴落するような場面であっても空売りをすることで稼げるでしょう。
さらに、長期保有をすると、分配金だけでなく、貸株の金利収入なども稼げるなど、非上場の投資信託には無い魅力があります。
もちろん、ETFにも暴落のリスクはあります。しかし、そこは金などの安全資産と価格が連動しているETFに投資をすれば、万が一のことがあっても安心でしょう。
しっかりとリスク対策さえ出来ていれば、プロが運用しているETFは初心者と相性の良い金融商品となります。