こんにちは、億持ってない億男です。
販売終了が発表された商品が、スーパーから消えてフリマアプリなどで転売されるケースが増えているようです。
特に、人気商品や長年愛されてきた老舗ブランドの商品が終売となると、転売されやすいようです。需要が高いものが転売されるというのはよくあることですが、食品の転売には大きなリスクが潜んでいることをご存じでしょうか?
今回は、終売商品が転売される現象やその問題点について詳しく解説します。
販売中止の食べ物が売り切れる現象はよくある
人気商品や定番商品が販売終了になると、消費者は普段買わなかった商品であっても「もう買えなくなるなら、今のうちに買っておかなければ!」と考えてしまうものです。
特に、長年愛されてきた定番商品や、期間限定で復活した商品は人気が集中しやすく、すぐに品薄になることもあるようです。
定期的に購入していなかった人も「もう手に入らないかもしれない」という心理的なプレッシャーがかかると購買意欲が沸いてしまうものなのでしょう。
あの高級アイスクリームも転売されている
最近、販売終了が発表された高級アイスクリームも店頭で購入しづらくなっているようです。SNSに「売り切れていた」という投稿が多数みられました。発売から長年の間愛されてきたアイスクリームだということもあって「最後に食べておきたい」と思った人はたくさんいたのでしょう。
そして、フリマアプリのサイトを覗いてみると販売価格の何倍もの価格で転売されていました。もちろん、アイスクリームの転売は違法ではありませんし、今のところフリマアプリの利用規約にも触れていないようです。
もちろん、商品が愛されることは良いことですし、販売終了を悲しむ声があるのはそれだけ愛されているということですが。ですが、それが転売されているとなると決して気持ちのよいものではありません。いわゆる「転売ヤーによる買い占め」が起こってしまうということです。
老舗の有名菓子も転売されている
販売終了の商品ではなく、ご当地の有名なお菓子や、全国区で名前が知られているお菓子も転売されやすいようです。
現地に行かなければ買えないお菓子もありますし、公式で通販出来ない商品の場合は、わざわざ買いに行けない人が転売商品を利用しているのでしょう。
また、最近では海外でも日本のお菓子が転売されているそうです。インバウンド需要の高まりも影響しているのでしょう。海外の観光客の間でも日本のお菓子はとても人気があり、一部の転売業者が外国人向けに高額で販売するケースも見受けられます。つまり、国内だけでなく国外でも転売が横行している状況です。
転売されている食品には注意が必要
どうしても自分で購入できないときに、転売されている商品に手を出したくなってしまうこともあるでしょう。ですが、素人が転売している食品にはリスクが伴うことを忘れないでください。
スーパーや卸売り業者、直売などの正式な販売ルートで購入した場合、適切な品質管理がされた状態で消費者に届けられます。ですが、転売品は一般家庭などで保管されているケースがほとんどです。家庭用の冷凍庫で見ず知らずの素人が保管したアイスクリームを安心して食べることができますか?
食品は直接口にするものですから、保存環境の問題は決して無視できません。
特にアイスクリームやチョコレートなどの温度管理が必要な食品は、適切に保存されていないと質や味が劣化します。溶けた後に再度冷凍されたアイスクリームは風味が落ちてしまう可能性がありますし、チョコレートも同様です。
また、正規ルートで流通していない食品は、どのような環境で保管されているか調べることができません。パッケージに傷みがあったり、汚れていたりするケースもあるようです。
食品はとくに、保存の仕方で味や品質が変わるため素人の転売商品の購入は決しておすすめできません。転売されているということは価格も定価より高く設定されているわけですから、質が保証されていないモノを高い金額で購入するということになってしまうのです。
まとめ
販売終了が発表されたものや、老舗の有名菓子やご当地限定のお菓子は、転売の対象になりやすい商品です。特に、公式通販がない商品や、百貨店・イベント限定のものは、需要が高いため高額で転売されることがよくあります。
しかし、転売品には保存状態や賞味期限、食品衛生管理の問題があるため、安易に購入することはおすすめできません。
欲しいものが購入できないときに、暗視に転売商品に頼るのではなく、公式通販があるかどうかを確認したり、正規の販売ルートで購入できないか、地域限定のものの場合、現地の知人にお願いするなどの方法もあります。転売以外の方法を模索しましょう。