こんにちは、億持ってない億男です。
日本人の主食といえば、お米ですよね。白米や玄米、炊き込み御飯やお寿司、おにぎりなどなど…お米は私達の食生活に欠かすことができないもの。最近では、お米の粉で作ったパンもありますし、お米は健康にも良いとされています。
私達、日本人にとってお米は「いつでもスーパーで買える物」というイメージがあるでしょう。確かに、スーパーに行けばお米が大量に積んであって、様々な銘柄のお米から「何を選ぶのか迷う」ということもあります。
そんな大切なお米が「買えない!」と騒動になっていたわけですが、その理由とお米の価格について今回はお話ししたいと思います。
令和の米騒動?その原因は?
令和の米騒動だ!お米が買えない!と騒がれていましたね。確かにスーパーに行ってもお米が売り切れというところがあったようです。確かに、今までいつだって買えていた物が棚から消えると不安になることもあるでしょう。
お米が品薄になった理由はいくつもあります。まずは、昨年のお米の収穫量が減ったこと。コロナ禍などが原因で需要が落ち込み作付け面積が減っていたところに、昨年夏の猛暑で収穫量が少なくなり、さらに訪日外国人の需要が重なったのが原因といわれています。
事実として、5月末時点でのお米の貯蔵量は、12年ぶりに150万トンを下回っていたのです。ですが、減っていただけで逼迫はしていませんでした。つまり、いつもよりは少ないけど、足りないわけではなかったのです。
ではどうしてお米が買えなかったのか…からっぽのスーパーの棚の前で落胆することになったのか、それにはいくつかの理由があります。
まず、お米がない!と慌てた一部の人達が買い占めたことでさらに品薄になり…からっぽの棚を見て慌てた人が購入してさらに品薄になるという悪循環もあったようです。
テレビやSNSでも「米騒動」などと騒がれていたこともあり、平成の米騒動を知っている世代の方の嫌な記憶を呼び起こして、お米を買っておきたいと思わせてしまったのかもしれません。
お米は主食ですしなくなると困りますから、お米の棚がスカスカになっているとドキッとしてしまいますが、あわてて買い込むようなことがないようにしましょう。
お米は買えるようになります
お米が本当にないわけではなく、一時的に店頭から消えているだけです。
まず、全国的にお米がないのかと言われるとそうではありません。地方では品薄傾向ではあるものの、スーパーでお米を購入できました。そして、米騒動が騒がれ出したのは8月から9月ですが、すでに新米の季節に入っています。
流通量が少なかったのは昨年度に取れたお米ですから、今年の新米が出回れば今まで通りお米を買うことができるようになります。
政府が備蓄米を放出しなかったのも、新米の流通が始まるというのもあったようです。都会ではお米が買えないという現象が顕著だったようですが、平成の米騒動のように全国的にお米がないというわけではありません。
農林水産省もお米の流通に関しては「ひっ迫していない」とコメントしており、ずっと米不足が続くことはありません。
お米の価格は上がる傾向にあります
お米だけでなく、様々な食品やモノが値上がりしていますが、お米も値上がりしています。
「お米まで値上がりするなんて…」と思うかもしれませんが、あらゆるものが値上がりしているなかで、お米だけは価格が維持されるという方が不自然です。
人件費や農耕機具を動かすための燃料、精米などに必要な電気代、そして、お米を輸送するための燃料費もすべてが値上がりしているのです。お米の価格が上がるのは当然のことでしょう。
今年の新米の価格がどうなるかはお米の収穫量にもよりますが、今までよりは値上がりすると言われています。報道によれば、令和6年度のお米の価格は2割から4割程度の値上げになると言われています。流通量に関しては昨年度より安定しているのではないかと推測されています。
価格が上がるのは仕方ないこと。農家の方が一生懸命、時間をかけて作ったお米ですから価格に不満を持つより、お米が食べられることに感謝したいところです。
まとめ
令和の米騒動!と騒がれていましたが、昨年夏の猛暑やインバウンド需要の拡大などの様々な理由で一時的にお米が品薄になっていただけです。品薄だったのは人口が多い都会が多かったようですが、地方では比較的安定して購入できていました。
すでに新米の流通がスタートしていますから、米騒動は本当に一時的なもの。お米をあわてて買い込む必要はありません。
お米の価格は上昇傾向にありますが、それは肥料や燃料代などが高騰しているためです。
値上がりは仕方ありませんが、お米不足は一時的なもの。パニックにならずに今後も冷静に行動しましょう。