借りた車で事故を起こしたらどうなるの？

こんにちは、億持ってない億男です。

旅行やドライブなどの制限がなくなったことで、いろんなところに出かけているという方も多いのではないでしょうか。

旅行やドライブ、レジャーの移動手段のひとつに自動車があります。そして、旅行やドライブのときに、レンタカーを借りたり、家族や友人の車を借りることもあるのではないでしょうか。

複数人で旅行やドライブに行くときに、運転を交代ですることもあります。

とても楽しい一時ですが、このようなときにもし事故を起こしてしまったら…。考えたくはありませんが、自分の車ではない車両で事故を起こしてしまったらどうなるのでしょう。
今回は自動車保険に関するお話です。

事故の責任は運転者にある

まず、基本的なことですが「事故の責任は誰にあるのか」という問題です。
事故の理由がどんなものであれ、原則として運転者に責任があります。例えば、車の所有者が同乗していたとしても、事故が起こったときに自動車を運転していた人が事故の責任を負うのです。

所有者だから責任を負うことはほとんどなく、事故の責任は運転者。つまり、運転するということはそれだけの責任を持つということにもなるわけです。

自分の車の保険を使えるケースもある

では、自分のものではない車で事故を起こしてしまった場合の保険はどうなるのでしょうか。

これは、加入している自動車保険にもよりますが、契約内容や特約によっては自分が加入している自動車保険を利用できるケースもあります。また、車ではなくドライバーに保険をかける「ドライバーズ保険」の場合は、車の所有者が誰であっても、運転者は保険を利用できることになります。

しかしこれは、あくまでも自分で加入している自動車保険がある場合です。中には、免許は持っているけど車を持っていない人もいることでしょう。そのような場合には、自分が加入している自動車保険はないのが通常です。

そういった場合には、自分の自動車保険がありませんから自己負担となってしまいます。ですが、自動車事故の損害はかなり大きな金額になることもありますし、個人で支払える人はそう多くないでしょう。

かといって、自動車事故の責任から逃げるために自己破産をするのも難しい。というか、自己破産しても免責にならない可能性もあります。

つまり、多額の負債を背負うことになる可能性があるのです。その金額はときに一生を棒に振るレベルの金額になることも！では、どうすればいいのでしょうか。

短期間だけ加入できる自動車保険

自分では車を持っておらず自動車保険に加入していない場合は、短期間だけ加入できる自動車保険の利用ができます。

最短1日からという保険もありますし、コンビニやインターネットで加入できます。保証の内容は保険会社ごとに多少の違いがありますが、対人対物などを保証するものから車両保険までついているものもあります。

車両保険つきの保険は、利用開始の1週間程度前から加入の申し込みをしておく必要があるものが多いため、旅行やドライブの予定が入った場合ははやめに加入を検討して手続きをしておきましょう。

短期間だけ加入できる自動車保険にはいっておけば、万が一、事故を起こしてしまっても保険でカバーできます。

自動車保険ですから、掛け捨てで何もなくてもお金は戻ってきませんが安心を買えると思えば決して高いものではありません。
ただ、保険料としてはドライバーズ保険より割高ではありますから、普段からよく他人名義の自動車を運転するということであれば短期間だけ加入できる自動車保険ではなく、ドライバーズ保険のほうがコスト面ですぐれています。

短期間だけ加入できる自動車保険は、あくまでも一時的なもの。車を運転するのは年に数回程度でいずれも自分の名義ではない車という場合に向いています。

また、レンタカーの場合はレンタカーを借りるときに一緒に保険に加入できる場合がほとんどです。自分が加入している自動車保険の契約内容を頭に入れて、他人名義の車を運転する場合の対策をとりましょう。