こんにちは、億持ってない億男です。
人はいずれみんな同じように死を迎えます。死というとなんとも後ろ暗いイメージがあるかもしれませんが、その運命から逃れる事ができる人が居ない以上、どんな人でも葬儀やお通夜などの訃報に接する機会があります。
葬儀やお通夜のような決しておめでたい場ではないからこそ、失礼がないようにしたいものです。
今回は、お香典とお香典返しについてのお金の話をしていきたいと思います。
香典ってなに?
お通夜やお葬式に持参するお香典は多くの人が1度は見たことがあるのではないでしょうか。
お香典とは、葬儀やお通夜などで、故人への哀悼の意を表して喪主に贈るお金です。字のとおり、お香(おこう)をたくためのお金という意味で、宗教的な意味においては死者の霊を供養する際に使うお金という意味もあります。
黒い線が引かれている封筒に「御霊前」または「御仏前」と書いて故人に備えるのが一般的で、紙幣の折り目や向きや順番など、細かいマナーがある場合もあります。
お香典は、故人への尊敬と哀悼の意を表すためのお金で、親族や担当者に直接渡しその後、故人にお線香をあげるのが一般的です。葬儀やお通夜に持参する場合もありますし、お通夜の前の弔問で故人への哀悼の意を表すためにお供えするケースもあります。
お香典の金額はどのくらい?
お香典にはマナーや習慣があることは多くの方がご存じだと思いますが、悩むのは金額です。哀悼の意を表すのがお香典の目的ですので、金額が少ないからダメということはありませんし、気持ちをお金に代えて少し多めにお包みしても失礼には当たりません。
ですが、相場を知っておけば悩まずに済みそうではあります。お香典の相場は故人との関係性によって異なります。
まず、親族の場合は1万円~10万円程度が相場です。もちろん、自分の収入や年齢、故人との関係性によって金額は変わってきます。例えば、20代の場合で、実の親がなくなった場合は30,000円~100,000円。祖父母がなくなった場合は10,000円~30,000円が相場と言われています。
また、葬儀の費用を親族間で分担する場合などは事前に話し合って香典は包まないというケースもあります。
次に、故人と親しい友人の場合は、年齢にもよりますが5000円~5万円程度が相場です。長年のお付き合いがある場合や、家族ぐるみのお付き合いがある場合、そして、親族ではないものの家族同然のお付き合いをしていた場合などは多くお包みするケースもあります。また、親しい友人の場合でも年齢によって相場が異なります。20代であれば、親しい友人のお香典の相場は5,000円程度、ですが、関係がとても深い場合は10000円以上お包みすることもあります。
次に、同僚や友人の場合は、5000円~3万円程度となり、同僚や友人の場合は親しくしている友人より相場はやや低くなります。上司がなくなった場合、・20代であれば、5,000円程度、30代であれば5,000円~10,000円が相場で、同僚の家族がなくなった場合も同じ金額が相場となります。
そして、知人や隣人の場合は3千円~5千円程度が相場です。
このように、お香典の相場は故人との関係とお香典を包む側の年齢によって変わります。
そして、封筒の選び方ですが、黒い線が引かれているものを使用しましょう。コンビニなどでも購入できますので、「御霊前」または「御仏前」と書いてお渡しします。
香典返しについて
ここまではお香典を包む側のお話でしたが、いただいた場合にはお返しをします。
お香典返しには、当日返しといってお香典をいただいた時にお返しをお渡しするケースがあります。葬儀やお通夜でお香典を受付でいただいたときに、お渡しするのがお香典返しです。
香典返しの相場はいただいた金額の半分程度とされていますので、当日のお返しがいただいた金額の半分程度に満たない場合や、参列されていない人のお香典を預かった場合などは1カ月程度を目安にお香典返しをします。四十九日法要や納骨のタイミングでお香典返しをするケースもあります。
挨拶状を添えて配送するのが一般的ですが、喪主や家族がご自宅に持参しても構いません。
香典返しの目安は、いただいたお香典の1/3から半分程度の金額です。品物は消える物が良いとされており、コーヒーやお茶、のりなどよく選ばれています。そして、丁寧な挨拶状を添えるとより好ましいでしょう。
また最近ではカタログギフトで香典返しをするケースもあります。
まとめ
今回は、お香典についてのお金のお話をしました。お香典をお包みする時の相場とお香典をいただいた場合のお返しの相場は知っておいて損はありません。
訃報はとても悲しく精神的につらい知らせでもありますから、そのような場合に対応できるように知識として相場を知って置くと安心です。