こんばんは、億持ってない億男です。
老後の生活を支えてくれる年金ですが、年金は受給できる年齢になると勝手に支払ってもらえると思っていませんか?
実は、年金は「請求」しなければならないのです。
「私もそろそろ・・・」という方はもちろん、まだ年金をもらう世代ではないという方も、ご両親などが年金をもらう際には知っておきたいお話なのではないでしょうか。
今回は「年金請求書」についてご紹介したいと思います。
年金請求書ってなに?
年金請求書とは、年金の請求手続きを行う際に必要な書類のことです。
国民年金・厚生年金保険 老齢給付などの対象になっている場合に、年金請求書が送付されます。
届くのは年金受給開始の3カ月前が目安となっており、受給開始年齢になっていて、老齢年金の受給権がする方に送られます。この請求書は年金を受け取るために必要な大切な書類ですので、必ず内容を確認するようにしましょう。
万が一、間違いがある場合には、年金受給開始より前に年金事務所に問い合わせが必要になります。
また「受給資格があるはずなのに」年金請求書が届かないという場合も、最寄りの年金事務所に確認をしてください。
というのも、年金受給をするためには年金請求書が必ず必要だからです。
年金は自動で振り込まれるわけではない?手続きはどうしたらいいの?
年金は65歳以上になっていて受給資格がある人は全員がもらえる・・・確かに間違っていないのですが、何もしなくても自動的に口座に振り込まれたり、お金が送られてくるというものではなく必ず請求しなければならないのです。
この手続きは決して複雑なものではありません。
年金請求書は自宅に送られてきます。
そして、年金の請求手続きは、受給開始年齢になる誕生日の前日以降となっています。年金請求書と添付書類を併せて提出すればOKです。
添付書類として必要になるのは、年金手帳。そして、戸籍謄本や住民票、所得証明書などとなります。年金請求書が届いたらまず、必要書類確認して準備をしておきましょう。
年金請求書の提出先は、国民年金のみに加入していた方は市区町村の年金担当窓口となり、厚生年金被保険者期間がある場合、そして、国民年金第3号被保険者の場合は年金事務所となりますので、間違えないようにしましょう。
そして、一部の職種の方などは特別支給の老齢厚生年金が受け取れるのですが、この場合も通常の老齢基礎年金と同様に、年金請求書が送られてきますので、請求手続きをしましょう。
年金の請求には時効がある
あまり知られていませんが、年金の受け取りには時効があります。
年金受給資格を満たしていても、年金請求をしていない場合や、年金請求書が届いていないことに気づいていない場合なども想定されますが、年金受給の時効は権利発生から5年で時効となっています。
つまり、気づかないで5年経過してしまった場合は、時効になった部分の年金受給ができなくってしまうので要注意です。
年金の受け取りで金融機関の利用者特典があることも・・・受取の指定はゆうちょ銀行やJAも対応!
無事に年金の請求手続きを済ませたら支給日に年金が振り込まれます。
年金の受取には銀行などの金融機関の口座が利用されるわけですが、金融機関によっては年金の受取口座に指定すると特典を受けられる場合があります。
年金の受け取りをしている金融機関の定期預金の利息に上乗せがあったり、ATMの利用手数料無料回数が付与されたりと便利な特典が用意されているケースが多くあります。
どんな特典が受けられるかは金融機関によっても異なりますが、地域に密着した金融機関の場合は年金の請求の段階からサポートしてくれるところもあるそうです。年金の受取は1度、始めてしまえば決められた日程で入金がされますが、最初は手続きが必要です。
もし「請求手続きが解らない」という場合は、年金事務所や市町村に問い合わせをしてみましょう。受取口座に指定する金融機関は、銀行だけでなくJAバンクやゆうちょ銀行などでも大丈夫です。
受取の特典は金融機関ごとに異なりますから、自分にあった特典やサポートをしてくれる金融機関を選びましょう。
まとめ
今回は、年金受取開始のときに必ず必要になる「年金請求手続き」についてお話しましたがいかがでしたか?
年金の受給資格がある方には受給開始の3ヶ月程度前に年金請求書が送られます。この書類で手続きをして初めて年金受取が開始されるので、必ず手続きをしましょう。
年金受取は自動ではないので、注意が必要ですし受取には5年という時効もあるので年金の受取時期が迫っている場合は、必ず確認をしてください。
年金の受取には口座が利用されますが、金融機関によっては年金の受取口座に指定すると様々な特典が受けられるケースもありますので、要チェックです。