こんばんは、億持ってない億男です。
火災保険・・・多くの人が何らかの形で加入しているこの保険ですが、新しく住宅を購入する時に加入することが多いのではないでしょうか。
火災保険の保険料は各保険会社が独自に設定するのですが、建物の構造や専有面積、所在地、補償内容、特約、保険期間、保険金額(補償限度額)などで決まっています。
すでに保険に入っているという方も、そして、今から火災保険に加入することになるであろう人もいらっしゃると思うのですが、今回は、火災保険料に水害のリスクを反映させるというニュースをご紹介したいと思います。
火災保険ってなに?
火災保険という言葉は聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか。火災保険とは、建物と、建物の中にある家具や家電などの家財用具、そして、店舗の場合は設備、工場の場合は商品などが、火災や風水害で破損した場合にその損害を補償する保険です。
火災保険というタイトルで呼ばれることが多いのですが、実際には火災だけでなく、様々な損害をカバーしており、風や水害などの補償もセットになっています。ですから、火災保険というよりは、災害や火災の保険と言った方が正しいでしょう。
とても幅広い保証をしている火災保険ですが、戦争などで日が受けた場合は保証されません。また、風水害や物の落下、衝突、破損による水濡れなどは対象外にしているものもあります。
保証内容が一律ではないので、火災保険に加入する際には慎重に保険の内容を選ぶ必要があります。
と、このように様々な災害に備えられる火災保険ですが、保険料に「水害のリスク」が反映されるというニュースがあります。
火災保険料に水害のリスクを反映?
住宅を購入するときに、なんとなく加入してしまうことも多い火災保険ですが、将来的に「水害のリスク」が保険料に反映されるようになるとのことです。
もちろん、今はまだ検討段階ですが、導入される見通しであると読売新聞オンラインが報道しています。
水害のリスクは、地域別に反映されるもので早ければ2023年度は「反映される」見通しだということです。
火災保険の保険料は「損害保険料率算出機構」が参考純率を定めており、この参考純率を基準として、各保険会社がそれぞれに火災保険の保険料を決めています。火災保険の保険料は一律でなければならないというわけではありませんが、一部の保険会社を除けば、ほとんどの保険会社で条件が同じであれば、保険料は同じというのが今の現状です。
水害のリスクが反映されるとどうなる?
火災保険に水害のリスクが反映されるということですが、この場合、大雨の時に浸水しやすいと想定される地域・・・低地や過去に浸水したことがある地域、川沿いの低地などは火災保険の保険料が見直され、保険料があがる可能性もあります。
もちろん、反映されるのは2023年度からの見込みですので、今日明日からすぐに保険料が上がるというわけではありません。
ハザードマップを参考に
「今、住んでいる家はどうなるの?」という人も、「これか家を買おうと思っている」という人も、気になる火災保険への水害のリスク反映ですが、参考に出来るものとして「ハザードマップ」があります。
ハザードマップとは、自然災害による被害を予測して、予測される被害の範囲を地図にしたものでとてもわかりやすく作られています。
このハザードマップは、日本中すべての地域で公開されておりもちろん無料で見ることが可能です。このハザードマップの水害やため池のリスクを確認すれば、水害のリスクが高いとされているエリアをある程度知ることができます。
ハザードマップで、浸水想定区域に指定されている場合は、2023年以降に火災保険の保険料が高くなる可能性があります。もし、新しく家やマンションを購入しようと考えている方は、ハザードマップを確認しておくのがオススメ。もちろん、災害のリスクは避けるべきだというのは当然のことですが、購入後に火災保険料が高くなる可能性もあります。
まとめ
今回は、火災保険に将来的に水害のリスクが反映されるというニュースについてご紹介しました。火災保険は、建物や家財などが火災や災害で破損した場合に被害をカバーするというものです。
保険料は各保険会社が決めていますが、一部の保険会社を除いて保険料は「ほぼ同じ」になっています。
ですが、2023年以降、基準が見直され地域別の保険料が導入され水害のリスクが保険料に反映されることになるという報道がありました。ハザードマップで水害のリスクがあるとされている地域では、火災保険料があがる可能性もあります。
ハザードマップは、各市町村で公開されておりだれでも無料で見ることができますので、確認しておくのがオススメです。