こんばんは、億持ってない億男です。
様々な分野で認められるべき「多様性」。特に性の多様性に関しては長い人生や生活そのものに影響を与えるもの…同性同士の恋愛や結婚への理解が深まっていく中で、同性のカップル向けの住宅ローンが登場しました。
LGBTは日本では法律婚が出来ないということもあって、住宅の購入や賃貸のさいに大きな壁がありました。性の多様性が叫ばれる中でこうした問題にようやく社会で取り組む流れができてきたようです。
今回は、LGBT向けの住宅ローンについてご紹介したいと思います。
LGBTってなに？
性の多様性とか、性は虹色と言った言葉がよく聞かれるようになって数年。
LGBTという言葉も随分、一般的になってきました。
LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字をとった略語です。
恋愛や結婚の対象が同性になるLGBTの人々は、法律婚が出来ないがために多くの困難を経験してきました。
法律上の夫婦ではないので、住宅ローンを組むときに２人で連帯してローンを組むことが出来ませんでした。愛し合う二人が一緒に住むための家を買おう！というだけでも大きなハードルがあったのです。
法的な婚姻関係の有無に振り回されてきた格好ですが、今回、国が法律婚を認めていない同性カップルに銀行が先に対応をすることになりました。
楽天銀行と三好不動産のLGBT向けの住宅ローン
LGBT向けの住宅ローンのサービスを提供しはじめたのが、楽天銀行と三好不動産です。
楽天銀行は、インターネット通販やモバイルでも有名なあの楽天が運営するネット銀行です。そして、三好不動産は福岡県を中心に展開する不動産会社で、これまでも災害時や高齢者などに手をさしのべる社会貢献をしてきた不動産会社です。
今回、この二つの会社が提携して開始したのが、LGBT向けの住宅ローンです。
楽天銀行のLGBT向けローンでは、公的な書類が不要。LGBTのカップルが共同で住宅を購入するさいにも住宅ローンの申し込みができるようになりました。
団体信用保険にパートナーと一緒に加入できるため、パートナーに万が一のことがあった場合にも安心ですし、諸費用の上乗せや、金利タイプの変更などにも対応しています。
保証料も不要ですし、繰り上げ手数料もゼロ。そして、パートナーシップ証明書がなくても申し込みができます。一部の地方自治体ではLGBTのカップルにパートナーシップ証明書を発行してくれますが、まだまだ全国規模ではありません。住んでいる場所によってはパートナーシップ証明書の発行が難しいこともあります。パートナーシップ証明書がなくても住宅ローンの申し込みができるので、住んでいる自治体がパートナーシップ証明書を発行していなくても申し込みができます。
LGBT向け住宅ローンの審査は？
LGBT向けの住宅ローンで、パートナーシップ証明書も不要…。あと気になるのは審査です。
「もしかしたら、普通の住宅ローンより審査が難しいんじゃないの？」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
LGBT向けの住宅ローンの審査は、通常の住宅ローンの審査と同様だとされています。通常の住宅ローンの審査基準が公開されていないので明確な基準はわかりませんが、少なくともLGBT向けのほうが住宅ローンの審査基準が厳しいということはなさそうです。
楽天銀行以外にも、LGBTに対応した住宅ローンなどのサービスを展開する銀行も出てきています。広島銀行、横浜銀行、千葉銀行などで住宅ローンを同性カップルが申し込めるように、利用範囲が拡大されています。
「同性カップルだから…住宅ローンは無理だ」と諦めてきた方たちもいらっしゃるかもしれません、LGBT向けの住宅ローンを利用すれば、２人で住む家を購入することもできます。連帯債務型で２人でローンを組み、一緒に住みながら返済をすることも可能です。
２人の収入を合算したペアローンを利用できれば、マイホームも夢ではありません。夫婦と同様の扱いでの住宅ローン…パートナーと住む住宅の購入を考えている方は対応している銀行で相談してみましょう。
まとめ
今回は、楽天銀行をはじめとする銀行が対応を始めたLGBT向けの住宅ローンについてのご紹介でしたが如何でしたか？
LGBTは、パートナーではあっても法律婚が認められていないため法律上の婚姻関係となることが難しく、住宅ローンでは不利なこともありました。
ですが、LGBT向けの住宅ローンならパートナーシップ証明書の提出不要で、パートナーとペアローンを申し込むことができます。
パートナーとのマイホーム購入がよりしやすくなるLGBT向けの住宅ローン、審査も通常の住宅ローンと同様ですので、利用を検討しても良いでしょう。