こんばんは、億持ってない億男です。
人生100年・・・と言われている今の時代、長生きが決して夢ではない世の中ですが、それでも誰にでも必ず訪れるのが”死”です。
これだけはどうすることもできません。
生きている以上、みんないつか迎える死ですが、自分の死後を考えたことはありますか?
もちろん、後ろ向きな話ではなく、様々な手続きなどを残された家族がすることになる。財産の管理もしなくてはいけません。
今回取り上げたいのは生前整理についてです。いつか必ず来る死のために、決して後ろ向きではなく残された家族のために前向きに準備をする生前整理についてみてみましょう。
生前整理とは
生前整理とは、まだ生きている間に自分の死後の準備をしておくことを言います。終活と呼ばれることもありますが、生前整理というのは、死後の準備の中でも特に遺品整理に関わる部分を生前あらかじめしておくことを指していると言って良いでしょう。
自分が死んだ後のことを考えて、財産を管理しておくこと。身辺に関わることをまとめて整理しておくことで、残された家族が遺品整理の時に戸惑わないようにするというものです。
つまり生前整理は自分のためにするものではありません。
あくまで残された家族のために、お子さんがいらっしゃる場合はお子さんの負担を軽くするために行うものです。
生前整理はどうやればいいの?遺言とは違う?
生前整理は、財産の一覧を作り、そして、必要なものとそうでないものを分けていくのが基本です。必要なものは残し、いらないものは処分しましょう。そして、保険や年金などの必要書類をまとめてわかりやすくしておくこと。特に、生命保険に加入している場合は、保険証券をしっかりと保管しておく必要があります。
また、モノも整理しましょう。必要なモノはとっておき、いらないモノは売るか人にあげてしまう。今までため込んでいたものを処分してすっきりさせておけば、死後の遺品整理はとても楽になることでしょう。
思い入れのある物なら先に誰かに譲ってもいいでしょう。また、死後にどうしても特定の人に渡して欲しいものがあるならその旨、遺言として書き残しておくといいですね。特に、確実に特定の人に譲りたいものがある場合は、弁護士や公証役場に相談をして法的な効力を有する遺言書を作成するのがオススメです。
生前整理は、自分の財産の管理をして整理するという断捨離的なものから、法的な効力を持たせる遺言書の作成というちょっと堅いモノまで実に幅広いのです。
自分がどこまでの生前整理を必要としているかは、自分が何を望むかによって変わります。
財産は民法にして分けて貰って言いという場合は、それ以外のものについて整理しておけば言い訳ですし、どうしてもコレは○○に譲りたいという場合は遺言書があるほうが確実です。
できることから始めてもいい?いつ始めればいい?
生前整理と一言でいってもとても幅が広くすべてを整理しようと思うと思わぬ負担になることもあります。
もちろん生前整理をしようと思う状況は人それぞれですが、まだ若いうちから生前整理をスタートさせる方もいらっしゃいます。ですので、生前整理はできることからコツコツとしていけばいいのです。
慌てて生前整理を始めると、周囲の人から心配されてしまうかもしれませんし、何より、自分の負担になってしまいます。
完璧な生前整理をしていなくても、ある程度整理している・・・。自分の財産の一覧を用意しておくというだけでも残された家族の負担を減らすことはできます。
人はみんないつかは死を迎えるモノ。その後、生きていく人の普段を減らす愛情や思いやりが生前整理なのです。まずは焦らずにできることから少しずつ始めてもいいでしょう。
そして、生前整理は年を重ねているとか闘病している・・・という場合ではなくても元気で健康でまだまだ若い間から進めている人もいらっしゃいます。死という前提がありますからどうしても後ろ向きなイメージもありますが、若い間にある程度整理して置いてももちろんいいのです。
デリケートな部分もありますが、自分の家族の状況や財産の状況を考えてスタートさせておきましょう。
まとめ
生前整理とは、生前に自分の財産の一覧を作ったり、いらないモノを処分したり。遺言書を作成したりしておくことです。
死という前提があるせいで、なんとなく後ろ向きのイメージもありますが、生前整理は自分が旅立った後の家族の負担を減らすという最後の思いやりということもできます。
生前整理は、決して年を取ってからではなく、今ではかなり若いうちから始めているという方もいらっしゃいます。生前整理と一言で言ってもするべき事は多岐にわたるというケースもありますから、元気で若いうちからできることからコツコツと始めておくのもいいかもしれません。