こんにちは、億持ってない億男です。
日本のみならず海外でもその名前を轟かせる自動車会社というと「トヨタ自動車」がまっさきに頭に浮かびますね。
トヨタ自動車は「トヨタ方式」という経営方針で効率的な経営をしていそうですが、一体どんな会社なのでしょうか?それに株価も気になりますよね。
ここでは「トヨタ自動車」についてご紹介致します。
1.トヨタ自動車の概要は?
トヨタ自動車は言わずと知れた日本の自動車会社で、愛知県の豊田市にあります。あまり知られていないかも知れませんが、ダイハツ工業と日野自動車の親会社に当たります。またSUBARUの筆頭株主でもあります。
創業は豊田自動織機製作所がその源流にあります。1933年に「自動車部」が創設され、機織り制作で培った鋳造や機械加工ノウハウを活かし、2年の研究期間を経て1935年に「G1トラック」を、翌年1936年に国内初の量産型AA乗用車とG1トラックの改良型GAトラックを発表しました。
2.トヨタ自動車のグループ会社は?
トヨタ自動車にはたくさんのグループ会社があります。その中には前出のダイハツ工業や日の自動車も入っています。
その源流である「トヨタ自動織機」は現在も健在でRAV4の生産を請け負っています。新しいところでは2012年に誕生した「トヨタ自動車東日本」があります。
セントラル自動車、関東自動車工業、トヨタ自動車東北の3社が東日本大震災後に作った合弁会社で、シエンタ、カローラなどの大衆車からセンチュリー、クラウン、街でよく見るジャパンタクシーなどの車種も製造しています。
そしてKDDIも京セラに次ぐ第2位の大株主で、トヨタのグループ会社となっています。
その他、あまり知られていませんが、住宅事業、マリーン事業、ロボット事業にも進出しています。
3.トヨタ自動車の経営状態は?
トヨタ自動車は日経新聞の発表する国内企業ランキングで1位。海外のメディアなどが選ぶランキングでも上位にランキングしています。
しかしいつも見えるトヨタ自動車ですが、2008年のリーマンショックでは58年ぶりに赤字に転落し、2011年の東日本大震災、タイの洪水と大災害に見舞われながらも企業努力を重ねた結果、2012年には世界販売台数過去最高を達成し、2015年には日本企業で初の純利益2兆円超えを達成しました。
そして現在、トヨタ自動車は自動車を製造する会社から「モビリティカンパニー」として、次世代電気自動車を作るべく、マイクロソフトやデンソー、UBER、Grabなどと合意や提携をはじめています。
4.トヨタ自動車の「トヨタ方式」とは?
トヨタ自動車と言えばその経営方針にある「トヨタ方式」が有名ですが、いったいどんな方式なのでしょうか?
正しくは「トヨタ生産方式」で、「自働化」と「ジャストインタイム」が2本の柱となっています。
「自働化」と「自動化」が違うところは、完全に機械が生産する「自動化」に対して「自働化」は人の知恵を加えることによって、不良品を作らないという方針です。
また「ジャストインタイム」は、必要なものを必要な時に調達するという方式でムラ・ムリ・ムダをなくして生産性が上がるという考え方です。
次に4本柱ですが、「なぜ、を5回繰り返す」「改善」「見える化」「ムダとり」のうち「改善」は、海外でも「Kaizen」と呼ばれている通り、現状に満足することなく、よりよいものをより安く作ることをモットーとしています。
また仕事をしている上で見つけた「もっといい方法はないか」を見つけることも「改善」の基本となっています。
また「見える化」は今で言う「共有」です。たとえ生産性が上がっていても不良品が多ければ、生産性が上がっているとは言えません。不良品が出ていることを「共有」して出ないことに努めれば生産性は徐々に上がっていきます。
「なぜ、を5回繰り返す」は責任追及よりも原因追求に重点を置くのがトヨタ方式です。なぜの追求が甘いと表面的な原因を「本当の原因」だと思いこんでしまいます。
ほんとうにこれが原因なのかを追求するのも、トヨタ方式の真髄と言えます。
最後の「ムダとり」ですが、生産現場でのムダとは「付加価値を産まない作業」とされており、加工・在庫・作りすぎ・手持ち・動作・運搬・不良手直しの7つのムダを極力省いていく考え方です。
5.トヨタ自動車の株価は?
最後にトヨタ自動車の株価はどうなっているのでしょうか?
5年足で見ると株価が8000円を超えていた2015年には及びませんが、現在はほぼ7000円で推移しており、日本企業としては上位に入っています。
また証券アナリストの買い目標値は7500円となっています。
東京オリンピックやそのさきの大阪万博を控えて、人の流動が激しくなる時ですので、移動手段である車に関係するトヨタの株価も上昇すると見られています。
6.トヨタ自動車ってどんな会社?株価はどうなっている?(まとめ)
ここでは日本を代表する自動車会社、トヨタ自動車をご紹介しました。日本を代表する自動車会社でありながら、意外にその会社のことは知らないというケースが多いのではないでしょうか?
リーマンショックでの赤字転落からのV字回復、現在では自動車生産の会社からモビリティカンパニーを目指し、IT企業とも提携を結んで日々躍進するトヨタ自動車です。
その株価は現在のところほぼ7000円というところですが、東京オリンピックや大阪万博を控え、人の流動が激しくなるゆえに移動手段となる車に関係するトヨタ自動車の株も大きく上昇するのではないかと見られています。