スポンサーリンク

飲食店の「ひとり一品」注文は守らなくてはいけないの?

スポンサーリンク

こんにちは、億持ってない億男です。

飲食店で「ひとり一品注文してください」といったアナウンスを見たことはありますか?
ひとり一品と言われても・・・できれば、ふたりで一品をシェアしたいというときもあるかもしれません。

できるだけ節約したい・・・物価高の中での外食ともなるとそう考えたくなる気持ちもありますよね。

今回は飲食店のひとり一品のルールとその理由を解説したいと思います。

スポンサーリンク

お店のルールはお店に決定権がある

「ひとり一品注文してください・・・」そう明記してある飲食店に複数人で入って、ひとりはお冷やだけもらったとしても、それはマナー違反かもしれませんが法的な問題はないそうです。

ですが、お店の運営に関わるルールは、店側が決めることができます。つまり「ひとり一品」を守らない場合は「退店してください」と言われても、そこに文句を言うことはできません。

もちろんお店側は、客に対してあらかじめ「ひとり一品注文するルールにしている」ことを示す必要があります。店内のポスターやメニュー、ホームページやSNSで告知していて周知されている場合は、客はそのルールを理解した上で入店したと解釈されることになるでしょう。

もちろん、周知されているからといって、入店した時点で注文を確約したことにはならないため、絶対に注文しなければならないわけではありません。ですが、ルールを守らないなら退店するように言われた場合は、それに従う必要があります。

なぜひとり一品ルールにする飲食店があるのか

別にお店に迷惑をかけるわけじゃないし・・・。例えば、一品だけ注文してシェアしたいという場合や、一緒に入店した人が食べている間、同じテーブルに座っているだけなんだからいいじゃない!と思うかもしれません。
もちろん、それを許容している飲食店もあるでしょう。ですが、ひとり一品(それ以上の場合もあります)の注文をルールにする理由は、お店の利益に関わるからです。

特に、回転率を上げて利益を確保している飲食店や、店内の座席数が少ない飲食店では、注文しない人に座席を使われると売り上げの機会を失うことになってしまいます。中には、ラーメン店で大盛りを注文して二人でシェアするといった注文方法もありますが、お店からすればひとり一品の方がいいわけです。

飲食店もボランティアではありませんから、利益を追求するのは当然のこと。そして、飲食店の座席は決して無料スペースではなく、座席の確保にもコストがかかっているのです。注文しない人が座席を使っているだけで、飲食店にとってはマイナスになってしまうということですね。

ルールは事前にチェックしましょう

外食をするときには、できるだけ事前にお店のルールを確認しておくのが賢明です。お店のホームページやSNSで「ひとり一品注文」のルールが明記されていることもありますし、食べログやGoogleマップのレビューで実際に訪れた人の体験談でお店のルールを知ることができるかもしれません。

また、どうしても事情がある場合や、ひとり一品は子供にも適用されるのかなどの細かいルールを知りたい場合は、入店する前にスタッフに相談しましょう。「子供なんだから注文しない」「事情があるんだから配慮は当然」と決めつけて無断でルールを破ってしまうのではなく、先に確認しておくことで気持ちよく過ごすことができます。ただ、自分の思ったとおりの対応して貰えなかったとしても、理不尽なクレームを言ったりSNSで拡散したりするのはやめておきましょう。特にSNSの拡散は、場合によっては誹謗中傷になるケースもあるため注意が必要です。

逆に、注文に関するルールが厳しく感じられる場合は「無理してそのお店を利用する必要はありません。お店のルールはお店が決めることですが、客はお店を選ぶことができます。自分のスタイルに理想に合わない場合は、利用しなければよいのです。

お店にも客を選ぶ権利があるように、客もまたどのお店に行くかを選ぶことができます。

まとめ

飲食店でときに見られる「ひとり一品」ルールは、飲食店の営業スタイルや経営方針に基づいたものです。このルールには法的に強制力はないとされていますが、お店のルールを決める権利はお店にあります。ですので、ルールを守らない場合は「退店してください」と言われてしまう可能性があります。

物価高が続いていてできるだけ節約したいという中での外食ですから、出費を抑えたい気持ちもよくわかります。でも、お店側もまた利益を追求するのは当然のことなのです。

外食を「楽しい時間」にするためには、自分のスタイルに合ったお店選びとルールの事前チェックが欠かせません。自分のスタイルに合わない店舗の利用は避けること。解らないことは先に質問することで解決できる問題です。