こんにちは、億持ってない億男です。
2022年の初め頃は新型コロナの流行がまだ収まらず、そして、春にはロシアがウクライナに侵攻するという悲劇が起こり…まさに激動の年になりつつあります。
新型コロナの影響で物流などが混乱しているところに襲いかかったロシアのウクライナ侵攻は、たくさんの尊い命が犠牲になっているだけではなく、世界的な物価高騰に拍車をかける事態となりました。
今、大手食品メーカーや外食産業も「値上げ」を余儀なくされており、インフレの流れは日本だけでなく世界レベルで起こっています。
「あぁ、また値上げか…」と思われた方もいらっしゃると思うのですが、何もかもとにかく「値上がりしている」というわけではありません。
この値上げラッシュの中で価格が下がっているものがあるんです。
食料品が値上ラッシュ!
生きていくために必ず必要なのが、食事です。生きるためだけでなく、美味しいものを食べることや食事の時間を家族や友人と一緒に楽しむことは心の健康にもかかせません。
ですが、今年に入ってから食品の値上げが続いています。
ハムやウインナーなどの加工品やバターなどの乳製品、小麦粉や小麦を原料にするパスタやカップラーメン、そして、食用油などが値上げされています。
値上げの理由は「輸送コストの増加」や「原材料の値上げ」などです。
もともと、新型コロナの影響を受けて物流が混乱していたところに、原油高があって物の価格は上がり気味でした。そこに、ロシアのウクライナ侵攻が拍車をかけてしまった…。燃料費が上がれば輸送コストがあがり、価格に転嫁せざるを得ないのも無理のないことです。
そして、その上に襲いかかったのが円安です。
円安で輸入品の価格があがってる!
二十数年の円安…一ドルが130円台を突破し円安が止まりません。
これは、アメリカが利上げをしているからで、アメリカ国債が利上げしているのに日本が利上げをしないことで「円を売ってドルを買おう」という動きがあるからです。どうせなら金利が高いほうがいいということですね。
もちろん、円安の要因はほかにもあるのでしょうけど、アメリカの利上げの影響が大きいと言われています。
つまり、1ドル100円のときには1ドルのものは100円あれば買えましたが、今は1ドルのものを買うなら130円必要ということ。つまり、輸入品の価格は円安が進行すれば高くなります。
ドル建てで輸入される製品はもちろん、原油価格もそもそも上がっているところに円安が追い討ちをかけているのが今の状態です。
原油価格も高騰していて、円安ですからガソリン価格が高くなるのも無理のないことです。ほんの少し前までは1リッター130円や120円…だったのにと溜め息をついている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「なら、日本も利上げすればいい」と思う方もいらっしゃるでしょうが、マクロ経済はそんなに単純なものではないのでしょう。今のところ日本は利上げをしておらず、減税もされない…あくまでも金融緩和の方針を変えていないようです。
値上げラッシュの中で価格が下がっている食品がある!
利上げだとか円安だとか、個人の努力ではどうにもならないものですが、「値上げラッシュで家計が苦しい」のも事実。ですが、何もかもが値上げされているわけでもないんです。
実は、値上げラッシュの中でも価格が変わらないものがあるんです。それが、私たちの主食でもあるお米です。2022年6月の玄米の価格は実は前月比で値下がりしています。つまり、お米の価格は安くなっているのです。
お米は国産品ですから円安の影響を受けにくいという面もありますし、冷夏で不作といったこともなかったので価格が安定しているんです。
小麦製品は、輸入小麦の価格が上がっているため値上げされていますが、お米は安くなっている!
値下がりは好ましいことばかりではありませんが、食品の値上げが続いている中でのお米の値下がりは家計レベルでみるなら悪い話ではありません。
テレビでは値上げされた食品ばかりが取り上げられますが、お米のように価格が下がっているものもあるんです。
何もかもが高くなっているというわけではありませんので、上手くやりくりできる要素はありそうです。
まとめ
今回は食品と値上げラッシュが続く中で実は値下がりしている食品がある!ということでお話をしました。
私たちの主食であるお米は実は値下がりしている食品の代表で、確かにスーパーなどでお米の値段を見ても上がっている感じはしませんよね。
小麦製品や食用油、輸入製品などが軒並み値上げされているなかで、主食であるお米の価格が上がっていないのは家計レベルでみれば朗報です。
ニュースでは値上げされた製品が取り上げられがちですが、おこめのように安くなっている食品もあることを知っておきましょう。