こんにちは、億持ってない億男です。
環境に配慮したSDGsが当たり前になっている今、無駄や環境負荷を少なくする取り組みがいろいろなところでおこなわれています。
例えば、コンビニやスーパーの手前取りもそのひとつ・・・棚の一番奥から日付が新しい物をとって買うのが「賢い」と言われていた時代もありましたが、今は「すぐに食べるなら手前ら」が推奨されています。
そして、環境負荷といえば気になるのが自動車です。車は生活に欠かせないものという側面もありますが、環境負荷が大きなもののひとつともいえます。ですが、ハイブリッドや電気自動車が登場したことで「車もエコにのる」という時代がやってきました。
今回は、電気自動車の補助金についてお話ししたいと思います。
電気自動車の車両価格は割高
エンジンで走る車と、電気自動車にはいろいろな違いがありますが、車両価格を見てみると電気自動車やハイブリッド車はエンジンで走る車より割高に設定されていることが多いのです。
例えば、同じ車種でもガソリン車とハイブリッド車では価格が異なります。例えば、トヨタの大人気車種のヤリスは、ガソリン車が1470000円からであるのに対して、ハイブリッド車は2145000円からです。
かなり価格に差があるわけですが、どうして同じ車種なのに価格がこんなに違うのでしょうか。もちろんグレードの違いもありますが、一番大きいのは電気自動車やハイブリッド車は、バッテリーの生産コストが高いため車両価格が高くなってしまいます。
ガソリン車の場合は、エンジンで走りますから車を動かすほどの大きなバッテリーは必要ありません。ですが、電気自動車のバッテリーは効果的なのです。このバッテリーの価格でどうしても電気自動車やハイブリッド、PHEVなどは価格が高くなってしまうのです。
バッテリーに使用されているのはリチウムイオンバッテリーですが、このリチウムは実はレアメタルです。他にもレアメタルがバッテリーに使用されているため、どうしても高価になってしまうのです。
環境のためとはいえ、この価格差は家計に響く・・・のも事実です。そこで注目したいのが補助金です。
環境に優しい車には補助金がでる
電気自動車などの「環境に優しい」とされている車には補助金の制度があります。
環境のことも考えたいけど、車両価格が高いので購入をためらってしまうという方はこの制度の利用を検討してみましょう。
まず、国の制度として「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」があります。予算が定められている制度で、2023年度の場合国のEV補助金で上限55万円の補助を受けることができます。2050年カーボンニュートラルのための予算として計上されており、毎年補助金の額が変わるので車を購入する時にはチェックしておきましょう。
ただし、この制度には以下の条件があります。
・一定期間内に購入した新車
・購入したPHEVを一定期間(4年)手放さないこと
です。
中古車の場合は対象になりませんし、購入したら最低でも4年は乗り続ける必要があります。この制度を利用して、トヨタのプリウスを購入したとしましょう。プリウス Zの価格は460万円となり、この車の場合は55万円の補助金が貰えるため、405万円で購入できるということになります。「うーん、嬉しいけどまだちょっと高いなぁ」と思われるかもしれません。ですが、補助金には国の制度のほかに自治体の制度もあります。通常、国と自治体両方の制度を併用することが多くなります。
自治体の補助金の制度は、各都道府県によってことなりますので、自分が住んでいる自治体の補助金の制度をチェックしてみましょう。
補助金の利用は先着順
電気自動車などの環境に優しい自動車を購入した際に利用できる補助金ですが、基本的に先着順となります。また、この補助金に関しては所得制限などもありませんので、条件を満たす自動車を購入した場合には補助金を利用できます。
この制度の利用については、手続きがとても複雑になってしまうということもありますので、購入店に相談して手続きを代行して貰うという方法もあります。決して小さい金額ではありませんので、利用できる制度として覚えておくとよさそうです。
まとめ
今回は、環境に優しい自動車を購入したさいに利用できる補助金の制度についてご紹介しました。補助金は、国の制度と自治体の制度がありその療法を利用できます。
環境に配慮した自動車への取り組みはカーボンニュートラルの実現のための取り組みのひとつです。予算が毎年決められていて、毎年補助金の額や条件が変わるため車を購入する場合には今の補助金の制度を調べましょう。
手続きが複雑という場合もありますので、購入店に相談して補助金の利用ができるかどうかを確認すると安心です。