こんにちは、億持ってない億男です。
副業として投資を始めている人の中には、金投資に興味を持っている人もいることでしょう。
株と違って安全資産の代表格である金投資には、株にはない魅力がある反面、デメリットもあります。
今回は金投資で稼ぐをテーマに、金への投資にはどんなメリットがあるのか、そしてデメリットがあるのか、金投資で稼ぐためのポイントを解説します。
1.金投資のメリット
金投資とは要するに金(ゴールド)に投資をすること。
古今東西、世界のあらゆるところで取引されている金には常に一定の価値があり、安全資産だと言われています。
金投資の魅力というと、まず金そのものが安全資産であること。
有事の金と呼ばれるなど、普遍的な価値を有する金の場合、今後どのような経済危機が発生したところで、その価値が無くなることはないでしょう。
たとえ国家がデフォルトするような事があっても、金さえあれば資産を守ることができます。まさに不況や経済危機に強く、いざという時の保険になってくれる資産なのです。
そんな有事に強い金は、安全資産の代表格ということもあってか、株価が暴落するような経済危機が発生した時ほど買われやすく、値上がりしやすいです。
実際、2008年のリーマンショックの際には、世界の株が同時に暴落し、安くなる中、金だけは需要が増し、価値が増大したほどです。
金は株とは逆相関になりやすい資産です。株が暴落すると金の価格が上がりやすく、その反対で株価が上昇すると金の価格が下がりやすいです。
このように株と逆相関のある金に投資をしておけば、いざ金融危機が発生したせいで株が暴落し、保有する株の資産価値が落ちたとしても、その下落分を金の値上がり分で補填することができます。
このようなメリットがあるので、金投資をする際には同時に株式投資もしてみると良いでしょう。
2.金投資のデメリット
金投資には他の資産にはない魅力がある反面、デメリットもあります。
まず金の価格は米ドルで換算されるため、為替変動リスクを受けるというデメリットがあります。
もちろん、為替レートの動き方次第では、かえって価値が上がることもあるので、必ずしも為替変動リスクがデメリットになるとはかぎりません。
他方でもう一つのデメリットは、金投資にとって致命的です。
株式投資と違って金投資の場合、配当金や分配金がなく、利息収入が期待できません。そのため、金投資を始め、長期にわたって保有したとしても、インカムゲインは稼げません。
これが株式投資などであれば、株を長期保有することで配当金を稼ぐことができるでしょう。
ただでさえ金は分配金などの利息収入が見込めない上に、株価が安定している時期ともなると価格が上がり難く、稼げないです。
金は有事に強い反面、平時に弱く、経済が安定しているような時期だと投資をするメリットは無いでしょう。
3.ETFで金投資をするメリット
金投資というと、金の延べ棒など、現物を購入するという方法がまず考えられます。しかし、この方法だと直接金を保有しなければならず、管理が大変です。
そこでおすすめになるのが、金の価格に連動しているETFです。
ETFとは上場投資信託のことで、その金の価格と連動している金ETFの銘柄を購入すれば、直接金を保有せずとも、金に投資をしているのと同じ効果を受けられます。
金の現物保有と違って金ETFへの投資の場合、株と同じような扱いを受けられるというメリットがあります。
例えば金の価格が下落するような場面ならば、金ETFの信用取引にて空売りをすることで儲けることができます。
値上がり時のみならず、値下がり時ですら儲けのチャンスにできることがETFのメリットです。
さらに貸株のサービスを利用すれば、金ETFを貸し出すことで、金利収入を得ることが可能になります。
本来、金に投資をしたところで利息収入は得られません。しかし、金ETFならば貸株を介して利息を得ることができるのです。
以上のように金ETFならば、金投資だと利息が稼げないというデメリットを貸株のサービスを利用することで解消することが可能です。
4.少額から金投資を始める方法
金投資を始めるためには、本来であれば金を購入できるだけの資金力が必要です。そのため、一定の貯金がないと、なかなか金投資は始められません。
しかし、金ETFならば、少額からでも始められます。
金ETFならば、1万円もあれば投資を行えます。
金ETFに投資をするためには、まず証券会社の口座を開設し、入金します。その後、入金した資金を元手に取引所にて金ETFを購入するだけです。
あとは金ETFが値上がりするまで待つだけです。将来、金ETFの価格が高騰した時に保有するETFを売却すれば、値上がり分の利益を得られるでしょう。
もしくは、貸株のサービスを利用して、金利収入を得ても良いでしょう。
5.金ETFのデメリット
株式投資をするような感覚で金投資ができる金ETFには、金の現物保有にはないメリットがあります。その反面、デメリットもあります。それは信託報酬です。
信託報酬とは、ETFを保有している期間中、ずっとかかる手数料のことです。
本来、金を保有するだけならば手数料などはかかりません。しかしETFの場合、運用をファンドに任せるため、ETFを保有している限り、信託報酬という名のコストがかかります。
この信託報酬があるというデメリットがあるため、貸株で金利分の収入を得ても、あまり儲からないことがほとんどです。
金ETFへの投資を検討しているのであれば、できるだけ信託報酬が安い銘柄を選びましょう。信託報酬が高いと、コストが高く、重荷になります。
6.金投資で稼ぐコツ
金投資は、株には無い魅力がある反面、利息がなく、長期保有をしてもあまりメリットがないです。
そのため、金投資で稼ぐ際には、同時に日経平均株価やダウ平均株価なども合わせてチェックしておくと良いでしょう。
金の価格は、株が暴落するような有事ほど高くなりやすいのですが、逆に株価が上がるような平時では下がる傾向があります。
そのため、金に投資をする際には、株価が上がることで金の需要が下がっている頃合いが良いでしょう。
金価格が割安な時に金投資をしておけば、いざ株価が暴落した時に、金の需要が高まることで、値上がりする可能性が高いです。
そして、金の価格が上がったら、できるだけ早めに売却し、キャピタルゲインを稼ぎましょう。
金は値上がりしている時に売っておかないと、利益を得られないです。
株と金の価格の関係をしっかりと覚えておくと、今後の投資戦略が練りやすいです。
まとめ
今回は金投資で稼ぐをテーマに、金投資のメリットやデメリット、稼ぐポイントなどを解説しました。
有事に強い金は、経済危機が原因で株価が暴落するような場面こそ値上がりしやすく、万が一の時に役に立ちます。
逆相関の関係がある金と株。この二つを同時に投資をすると、バランスよく分散投資ができるでしょう。金投資をする際には、金だけでなく、株の値動きにも注目しておくことをおすすめします。