こんばんは、億持ってない億男です。
山口県阿武町の誤振り込み問題で話題になった「海外のネットカジノ」・・・。4630万円もの大金を「すべて使った」と言ったとされている容疑者の発言にびっくりされた方も多かったのではないでしょうか。
誤振り込み問題は、刑事事件となったことでこれから様々な事柄が解明されていくでしょう。
ですが、ちょっと気になるのが「ネットカジノ」です。
日本では違法とされているのに、利用して問題ないのでしょうか。
日本では公営ギャンブル以外は違法
ご存じの方も多いと思いますが、日本では公営競技と呼ばれる公営ギャンブル以外はすべて違法です。
公営ギャンブルとして合法的に楽しむ事ができるのは
・日本の競馬
・中央競馬(日本中央競馬会(JRA))
・地方競馬(公営競馬)
・競輪
・競艇
・オートレース
・宝くじ
・スポーツ振興くじ
のみです。
上記のものであれば、違法性は一切ありませんので、堂々と楽しんでOKです。
ですが、それ以外のギャンブルはすべて違法。お金をかけて「麻雀をする」といった行為もすべて違法とされます。
日本では、ギャンブルはできない・・・当然、カジノもありません。なのに、今回の事件では「ネットカジノ」をしていたというんですから「あれ?」となりますよね。
確かに、誤送金されたお金を使ってしまった(と言っている)本人は逮捕されていますが、賭博罪ではなく電子計算機使用詐欺罪という詐欺罪の一種でした。
ということは、海外のネットカジノを利用したということは罪にならないのでしょうか。
海外のネットカジノは違法なのか?
外国では合法的にカジノができる国があります。例えば、アメリカのラスベガスは有名ですよね。例えば、日本人がアメリカに旅行に行って、そして、カジノをしたとしましょう。この場合は、日本国内でカジノをしたわけではありませんので、違法ではありません。
ですが、海外のネットカジノはどうでしょうか。
海外のネットカジノサイトに日本からアクセスをして、お金をかけた場合・・・これは、賭博罪に問われる可能性があるのです。
日本の刑法は「日本国内で行われた犯罪」に適用されるというのが原則です。だから、アメリカでカジノをしてもそれは違法ではない。ですが、海外のネットカジノを日本から利用した場合、これは「国内で行われている」と考えることができます。
ですが、ネットカジノのサーバーが海外にあって、そのサーバーに日本からアクセスした場合・・・サーバーがあるのは外国ですから「どこでカジノをしたことになるのか」はとても微妙です。
アクセスしているのは日本・・・でもサーバーは海外・・・。
このあたりはどうなっているのでしょうか。
日本の刑法がオンラインカジノを想定していない
日本から海外のネットカジノを利用する行為は、違法とされる可能性があります。実際に、オンラインカジノ賭博での摘発者もいて2016年3月には捕者がでています。
ですが、そもそも日本の賭博罪は「インターネットでカジノが出来る」という事態を想定していないように思えます。
インターネットを介して海外のサーバーにアクセスし、そこでカジノをしている・・・。賭博罪が作られた時には想定されない事態でしょう。
ですが、プレイヤーが日本国内にいる場合、サーバーが外国に置かれていても「国内でカジノをしている」と判断されることもないわけではありません。
日本では、公営ギャンブル以外のギャンブルはすべて違法ですから、海外のネットカジノを日本国内でプレイすることも違法性があると考えるべきでしょう。
そもそも、カジノでお金を増やそう・・・という行為はお金を運用して増やしていこうという考え方からは逸脱したものです。一日で何百万円も刷ってしまうこともあるそうですから、違法性があることも含めて、海外のネットカジノの利用は「しないほうがいい」のは事実でしょう。
また、日本でも「統合型リゾート(IR)整備推進法案」(通称カジノ法案)が成立していますし、新しいルールが作られようとしています。
違法性があるネットカジノはどんなにギャンブル運に自信があったとしてもやめておきましょう。
まとめ
今回は、海外のネットカジノを日本でプレイすることが違法なのかについてお話ししました。
日本国内からの海外のネットカジノの利用については、違法とされる可能性があります。日本では公営ギャンブル以外はすべて違法です。
「法律が想定していない」部分ではあるかもしれませんが、それでも違法性がある行為であるのは事実です。どうしてもカジノをしたいならカジノが合法化されている外国に実際に行ってプレイするしかありません。
カジノはお金という面から見ても危ないかけであることは事実ですし、ましてや海外のネットカジノサイトの利用は違法性もあるのですから、利用はやめましょう。