こんにちは、億持ってない億男です。
最近、脱毛サロンが閉店したり、突然休業してしまうというニュースが相次いでいます。大手サロンの中にも店舗閉鎖を発表するところが出てきており、「自分が通っているところは大丈夫」「お金を払ってしまったのに閉店されたどうするの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、もし契約していた脱毛サロンが閉店してしまった場合にどんなリスクがあるのか、そもそも脱毛サロンの契約はどうなっているのか、契約前にできる対策について詳しく解説します。
全身脱毛のコースは高額になりやすい
脱毛サロンは、一回ずつ料金を支払って施術をするタイプと、全身脱毛のコースで契約するタイプがあります。
一回ずつ料金を支払う都度タイプより、全身脱毛や部位ごとのコースのほうが割安になるためコースで契約するのが一般的かもしれません。
費用はサロンによって異なりますが、全身脱毛の場合は二十万円から三十万円。部位ごとのコースでも十万円以上のコースもあるため、高額なお買い物です。コースで契約した場合は、一括で支払いをしたあとで契約したコースの施術を受けることになります。
こうしたコースは、契約時に一括で支払いを済ませる場合が多く、脱毛完了までに半年から1年、あるいはそれ以上の期間がかかるケースもあります。脱毛は1回の施術では完了せず、毛周期に合わせて何度も通う必要があるため、長期的なサービス提供を前提とした契約が一般的なのです。
そのため、もし途中でサロンが閉店してしまうと、支払いしているのに脱毛の施術が完了していない、つまり「お金は払ったけど契約通りのサービスを受けられない」という問題が発生してしまいます。
契約したのにサロンが閉店したら・・・返金は難しいケースが多い
では、実際に脱毛サロンが閉店してしまった場合、返金は受けられるのでしょうか?結論から申し上げるなら、多くの場合で返金は難しいのが現実です。
まず、閉店したサロンが破産申請や民事再生法の申請をしている場合は、契約した顧客は顧客ではなく「債権者」という立場になります。抵当権などを設定しているわけではないため、返金されるときの優先順位が低くなってしまうのです。この場合は、施術を受けていなくても支払ったお金が戻ってくる可能性は極めて低いといえます。もし、仮に返金があったとしても全額ではないでしょう。
次に閉店で連絡がつかない場合は、そもそも「お金を返してほしい」という請求の手段自体がなくなってしまいます。店舗に行っても誰もいないし、電話もつながらない、ホームページもなくなっていて、請求書をどこに送ったら良いのか、そもそも誰に請求するのかが解らなくなってしまいます。
では、ローンやクレジットカード払いの場合はどうでしょうか。この場合も、支払いが免除になるということはほとんどないでしょう。サロンの閉店は不正利用ではありませんので、補償の対象外ですし、クレジットカード会社やローン会社との契約とサロンが閉店してしまったことは全く関係がないため「サロンが閉店したなら支払いをしなくてもいいですよ」という対応にはならないのが一般的です。
脱毛サロンの契約で注意したいこと
脱毛サロンでのトラブルを避けるためには、次のポイントに注意しましょう。
まずは、SNSや口コミで評判をチェックすることです。実際に通っている人のSNSの投稿は生の声ですので、とても参考になります。広告や公式サイトだけでは分からない情報があるはずです。
次に、強引な勧誘をしてくるサロンは避けるほうがいいでしょう。カウンセリングの際に「今日契約すればこの価格です」といったプレッシャーをかけてくるサロンや、なかなか帰らせてくれないサロンは要注意。顧客より売上を優先しているサロンは健全な経営をしていない可能性が高いといえますし、誠実とは言えません。
そして、どうしても不安であれば都度払いを利用しましょう。無理にコースで契約をせず都度払いにすれば、仮に突然閉店になっても被害は最小限で済みます。多少割高になりますがリスクを避けるという意味では安心です。
まとめ
脱毛サロンの施術は、高額なコースも多く、そして、サービスすべて受けてしまうまでの期間が長期間にわたるため、契約したあとでサロンが閉店してしまうと返金も施術を受けられず損失を被ることになります。特にコース契約の場合は、サロンが閉店してしまうと前払いしたお金が戻ってこないという可能性があるため、事前の情報収集と慎重な判断が欠かせません。
信頼できるサロンかどうか、SNSなどでの評判はどうか、そして、経営状況は安定していそうかなどを確認し、少しでも不安を感じたら都度払いを選ぶなどして、安心して施術を受けられるようにしましょう。