スポンサーリンク

知っている用で知らない?不動産担保ローンについて

スポンサーリンク

こんばんは、億持ってない億男です。

土地や建物を担保にしてお金を借りる不動産担保ローン。知っているという方や聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

不動産を担保にすることで様々なメリットがあるのですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。

今回は不動産担保ローンが向いているケースと、向いていないケースについてお話してみたいと思います。

<h2>不動産担保ローンってなに?担保と抵当権の違いとは</h2>

不動産担保ローンとは、家や土地といった不動産を担保にしてお金を借りる方法のことで、金融商品のひとつです。

不動産…つまり家や土地ですが、これに抵当権を設定することでお金を借りる側は低金利でまとまったお金を借りることができるようになり、お金を貸す債権者は万が一の時の未回収のリスクを低くできるというものです。

不動産担保ローンを契約した場合、抵当権が設定されますが所有権が移転するわけではないので、自分が住んでいる家や土地を担保にしても今まで通り住み続けることができますし、事業所や別荘を担保にした場合でも引き続き使用する権利はあります。

ただし、返済不能になった場合は、担保にした不動産を売却されてしまうというわけです。

そして、ここで出てくる担保と抵当権という言葉ですが、多くの方が聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

この二つの言葉はよく混同されるのですが、実は意味が異なります。

担保とは、お金を貸した人が確実に回収できるようにするためのシステムのこと。つまり万が一、経済状態が悪化しても、担保物件があれば不良債権化するリスクが低くなるということです。この制度のことを担保といい、担保になる物件のことを担保物件といいます。ものではなく人を担保にするのが、人的保証…連帯保証人などがこれに当たります。

そして、抵当権とは担保物件にお金を貸した人…つまり債権者が設定する権利のことで、万が一、お金を借りた人の経済状態が悪化してしまって債権回収が困難になっても、抵当権を設定した物件に関しては最優先で弁済を受けられる権利のことです。この権利のことを抵当権といいます。

つまり、簡単に言ってしまうなら、担保はシステムのこと、抵当権は担保物件に設定する権利のことというわけですね。

似た場面で出てくる言葉ですが、全く意味が違います。

もし、不動産担保ローンを検討しているという場合には、このふたつの言葉の違いを覚えておいて損はないでしょう。

<h2>不動産担保ローンはどんなときに向いている?</h2>

不動産担保ローンは、まとまった金額の融資を受けて、長い時間をかけて返済したいという時に向いています。

不動産を担保にするローンは、金利が低く設定されていることが多いのが特徴のひとつです。事業資金を不動産担保ローンで用意するという人もいらっしゃいますし、自分が住んでいる家や土地を担保にして老後の資金を借りて、自分の死後に銀行が不動産を売却して返済するというリバーズモーゲージローンも不動産担保ローンのひとつ。

そして、皆さんが契約している住宅ローンも不動産担保ローンのひとつです。住宅ローンは購入した住宅を担保にしてローンを組んでいる不動産担保ローンです。住宅ローンの返済が滞った場合に、自宅を処分されてしまう…という話をよく聞きますが、抵当権が設定されているため金融機関が自宅を売却して債権回収をしているということです。

つまり、不動産担保ローンは

・まとまった金額を借りたい

・長期間の返済をしたい

という場合に向いています。

不動産担保ローンの申し込み時には、登記簿謄本や地積測量図、固定資産税評価証明書、建物の図面などが必要ですし、通常のローンで行われる審査に加えて不動産の査定などの手続きも加わりますので、審査に時間がかかります。そして、書類の準備の大変です。

だからこそ、まとまった金額を借りるときでなければ非常に効率が悪いということになってしまいます。

数万円程度の少額の融資であれば、別の方法での融資を考えるほうが現実的です。

<h2>不動産担保ローンの注意点</h2>

不動産担保ローンには最大の注意点があります。

それは「お金を返せなくなったら担保にした物件を手放す」ことになるという点です。

もう使っていない土地や建物であれば、そう問題ではないかもしれませんが、今、住んでいる家や土地、そして、オフィスなどを担保にした場合に債務不履行に陥ると生活の基盤を失うことになってしまいます。

低金利で大きなお金を借りられるローンですが、リスクもあるということを覚えておきましょう。

<h2>まとめ</h2>

今回は不動産担保ローンについてのお話でした。

土地や建物などの不動産を担保にすることで、大きな金額を借りて長期間で返済するという不動産担保ローンは、手続きはやや煩雑ですが大きなメリットがあるローンです。

向き不向きがありますので、自分の用途にあっているかをよく考えてから利用しましょう。