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無断でスマホを充電したら犯罪になる?

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こんにちは、億持ってない億男です。
最近は電気代も高いし…節約したい…という方もいらっしゃるでしょう。ましてやスマホは生活に欠かせないアイテムですから、バッテリー不足は避けたいものです。

中には、スマホの充電ケーブルを常に持ち歩いているという方もいらっしゃるかと思いますが、実は、このスマホの充電…注意しないと犯罪になることがあるんです。

例えば、飲食店や公共の場所のコンセントの使用が開放されていないところでスマホを充電すると窃盗罪に問われる可能性があります。

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無断でスマホの充電をしたら窃盗罪?

刑法第235条では、他人の財物を窃取することを「窃盗罪」として禁じています。無断でスマホを充電…つまり電気を使うという行為は「窃盗」なのでしょうか。
ポイントとなるのは「電力」が財物なのかということ。電気には形がなく目に見えないものではありますが、判例では電気は財物であるとされています。
つまり人様の電気を勝手に使ったら、例え目に見えるものではなくても電気という財物を盗んだことになるわけです。

ついつい「ちょっとくらいならいいでしょ」とコンセントを無断で使用したくなることもあるかもしれませんが、絶対にやめましょう。

無断使用ってどんなケース?

コンセントの無断使用に当たるのは、そのコンセントを管理している側が使用を認めていない場合です。例えば、飲食店でテーブルに設置してある顧客用のコンセントであれば特にスタッフに断りなく使用しても問題はありません。これは「この席で飲食する方は使用して良いですよ」というものだからです。もちろんホテル等の宿泊施設の室内のコンセントなども同様です。

ですが、例えば飲食店でも壁のコンセントなど顧客用として設置されていないものは、無断で使用するのは良くありません。

また、使用が認められている場合でも条件を満たしていない場合はやはり無断使用になります。例えば、その飲食店で注文をしていないのに充電のためだけに入店する…といった行為は、窃盗もしくは不法侵入に問われる可能性があります。

ただし、ほとんどの場合、無断でスマホを充電しただけで、いきなり警察を呼ばれて逮捕される!といったことは考えにくいでしょう。ほんのわずかの無断使用は刑事事件として取り扱われる可能性は低く少なく、まずは施設からの警告や注意が行われて退出を求められるのがことが一般的です。しかし、例えわずかであっても犯罪行為であることは間違いありませんし、無断使用は良識ある大人の行動ではありません。また、無断使用が何度も続いた場合や注意されても指示に従わない場合には、法的措置が取られる可能性が高まります。

バッテリー切れ対策としてできること

電気を無断で使用することが犯罪になるとお話ししてきましたが、では、どういった対策ができるでしょうか。

特に公共の場や他人の所有地での無断利用は、施設の規則や法律に従うことが重要です。今後、スマホのバッテリー切れを避けるためには、以下のような対策を講じることが考えられます。

・外出前に十分にスマホを充電しておく
・モバイルバッテリーを持ち歩く
・充電可能な場所を事前に確認しておく

といった対策をとれば無断でスマホを充電する必要がなくなります。

モバイルバッテリーは数千円程度で小型のものが販売されていますし、繰り返し使用できるためコストパフォーマンスも悪くありません。
また、自由に充電できる場所やコンセント席があるカフェを事前に調べて、そのお店を利用するようにすることで、充電切れの心配が少なくなります。

また、中には「節約したい」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、法律に触れる行為は節約ではなく犯罪です。

スマホの充電にかかる電気代は、バッテリー容量が4,000mAhの大型のものであっても1回あたり約0.46円とされています。自宅での充電を避けたからといって節約になるという金額ではありません。ですが、たとえどんなに少額であっても窃盗罪に該当する可能性はあるわけですから、節電のための無断使用はするべきではありません。

参考資料:EverGreen
https://www.egmkt.co.jp/column/consumer/20240305_EG_384.html#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%AE%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%9B%9E%E6%95%B0%E3%81%8C,489.6%EF%BD%9E662.4%E5%86%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

まとめ

今回は、スマホの充電をついつい外のコンセントでしてしまった場合についてお話ししました。

許可されていない場所でのコンセントの無断使用は、窃盗罪に該当する可能性があります。ちょっと充電するだけだし別に良いでしょ。このくらいのことは小さなことだと思うかもしれませんが、法律に触れる可能性があるため絶対に避けましょう。

スマホの充電にかかる電気代はわずかですし、モバイルバッテリーを使用すればどこでも充電ができます。犯罪になる可能性がある行為でもありますし、大人として無断使用は恥ずかしいことです。ついうっかり、充電してしまった…ということがないようにしましょう。