こんばんは、億持ってない億男です。
新型コロナウイルスが流行し始めて、値上がりしたもの値下がりしたなど様々です。
混乱の中で値段が上がるもの・・・その代表的な存在が金です。金は有事の安定資産といわれるもので、新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり始めて以来、高値で推移しています。新型コロナウイルスの影響で、金が高騰しているという話題は、このブログでもご紹介したことがある話題です。
新型コロナウイルスの感染が広がり始めてすでに2年が経過しようとしていますが、金は今出に高値で取引されています。
どうして、金はこんなに値段が上がり続けるのか、そして、高値なのに買う人がいるのでしょうか。
金は有事の安定資産
金は有事の安定資産と言われています。
世界が混乱したり、何か不測の事態が起こったとき、金は値上がりするのです。
金には取引相場があり、価格は常に変動しています。
この価格の変動を利用して、金に投資することもできるわけですが、金は株などとは違い、金という存在そのものに価値があるのです。
というのも、金は世界的にとても希少な鉱物・・・そして、アクセサリーなどをはじめとした様々な場合で必要不可欠なもの。ですが、金は産出量がとても少なく希少なのです。
株は貨幣の場合、その価値ものにあるのではありません。株券の紙そのものや紙幣の紙に価値があるのではなく、それが株だから、紙幣だからという価値があるのです。価値があるという概念を形にしたものが、株や紙幣という言い方もできるでしょう。ですが、金は金であるというだけで価値がある。金という”モノ”に価値があるのです。そして、どこの国にあっても、誰が持っていても金の価値は普遍です。
金はめちゃくちゃレアな鉱物
金は金であるというだけで価値がある・・・。
それは、金の総産出量が少なく希少だからです。
今まで、人類は金を様々な場面で使ってきました。アクセサリーなどで「金を見たことがある」という人は多いはず。実際に、宝石店にいけば、金を使ったアクセサリーを見ることができます。
とても身近に利用されているということもあって、金がそれほど希少なモノという意識がないかもしれません。ですがね金はとても希少な鉱物です。
今まで、人類が採掘した金の総量は3.8tといわれています。この量は決して多いとはいえない・・・ちなみに銀はこれまでに100万トンが採掘されています。
こうしてみてみると、金がいかに希少なものかが解っていただけるのではないでしょうか。
ちなみに、金の埋蔵量は5tと言われているのに対して、銀は40万トン。埋蔵量からしても、銀が金より高くなるということはなさそうです。
と、とても希少な金ですが、採掘量が少な需要が高いので、需要の1/3は新たに採掘された金ではなく、すでに流通している金でまかなわれています。
私たちが持っているスマートフォンなどの基盤に使われているメッキの金も希少な資源といわれており、リサイクルの際に金はスマートフォンから回収されてまた利用されています。
と、このような様々な事情があって金は希少で高価。価値がなくなってしまうことがない鉱物ですから、有事などで世界が混乱したときに金が売れるのです。
これから金の相場はどうなっていく?
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な混乱で、今、金は高値で取引されています。
ですが、もちろん今、投資しても「絶対に利益が出る」とは言い切れません。
では金が値下がりするのはどんな時なのでしょうか。
金が値下がりするとき・・・それは、世界が安定しているときや供給量が増えたときなどです。
例えば、混乱や戦争などのリスクがなく世界が平和で安定しているときには、金より他のものに投資する人が多くなります。世界が安定していれば、金以外のものにも投資の魅力があるのです。
また、富豪が金を買い占めていないことも金が値下がりする条件です。
つまり、世界が安定する方向に向かえば金は価格が下がり、何かが起これば値上がりする傾向があるということになります。
採掘量に関しては、確かに採掘量が増えれば価格は安定しますが、人が採掘できる金の量は限られていますし、相場が変動するほどの量の金が「こんなところにあった」となる可能性は決して高くないでしょう。
もちろん、他にも様々な要因で価格が上下するのが金です。
まとめ
今回は、金に価格についてご紹介しました。
金は有事の安定資産と言われているもので、金は金であるというだけで価値がある。そのモノに価値があるため、世界が混乱したときに価格が上がりやすいのです。
新型コロナウイルスの影響で今、金は高値で推移しています。
今後、どうなっていくのかはもちろん誰にも解りませんが、世界が安定してくれば価格は落ち着いてくると予想されています。