こんばんは、億持ってない億男です。
新居の購入や賃貸を考えるときにみなさんはどんなことをポイントにしていますか?間取りや方角、家賃や設備など重要なポイントはたくさんありますよね。今回は、一般的に重要とされるポイント以外にも、住み替えをするなら必ず抑えて起きたいポイントをご紹介します。家は暮らすためだけのものではなく、自分や家族の命と財産を守るための場所でもあります。そう、今回、ご紹介するテーマは「防災」関連のものです。
セキュリティーのチェック
防災や防犯といった安全面を考えるときに一番に思い浮かぶことと言えば「セキュリティー」なのではないでしょうか。
住む場所としての安全性を考えたときに、大切なポイントになるのがセキュリティーです。監視カメラや24時間対応のセキュリティーシステム、オートロックなどセキュリティー面のチェックはかかせません。
そして、お車を所有しているという場合は駐車場の安全管理もチェックしましょう。駐車場の監視カメラや防犯システムがしっかりしているかは重要ポイントになります。駐車場は暗くて閉鎖的…通りに面したマンションでも駐車場は人目に付かない…なんてこともありますよね。駐車場での強盗なども多く、実は意外と危険な場所でもあるんです。戸建てではなくマンションやアパートの場合は駐車場のセキュリティーもしっかりチェックしてくださいね。
そして、駅やコンビニエンスストア、スーパーやバス停といった日常的に使う道の確認もしましょう。昼間だけではなく夜に周辺の道路を通ってみると、街頭の数や周囲の明るさなどがよくわかります。
賃貸ではなく購入を…と考えている方は特に、こういった防犯面はしっかりと、確認するようにしましょう。
これは忘れないようにしたい!ハザードマップの確認
台風や地震など日本に住んでいる限りどうしても避けることができない自然災害があります。最近ではゲリラ豪雨での大規模な災害も多くなっていて、防災意識がかなり高くなっていますよね。
そんななかで、注目されているのがハザードマップです。ハザードマップは別名「被害予測地図」という地図のことで自治体が作成しており、誰でも無料で見ることができます。
ハザードマップには、自然災害による様々な被害の想定が地図上にかき込まれており、これを見れば災害発生のリスクがある場所がわかりやすくなっています。もちろん、ハザードマップはあくまでも想定ですから、すべてがこのとおりになると決まっている訳ではありません。ですが、住む場所を考えるときに知っておいて損はありません。
どんなリスクがあるのか、どこに避難所があるのかを住む前から確認しておけばいざというときに慌てずに済みますよね。ハザードマップはインターネットでも見ることができます。
国土地理院ハザードマップ
https://disaportal.gsi.go.jp/
台風での浸水被害も、ハザードマップとほぼ重なっていたという話もあります。低い土地に指定されている場合は、かさ上げをする…といった対応やマンションやアパートなら上の階に住むという対応もできます。
いざという時の避難のしやすさ
災害はもちろんですが、災害以外でも避難が必要になるケースがあります。火事などがその典型例といっていいでしょう。
火事の避難が困難なのがマンションなどの高層階です。高層階は普段は見晴らしがよく開放感があり、害虫などが少ないといわれていて人気があります。お値段もそれなり…になるわけですが、高層階のデメリットがあります。そのデメリットのひとつが避難の困難さです。災害などの有事の際には、エレベーターが使用できなくなることが多いので上の階であればあるほど避難に時間と体力が必要です。
火事の場合は高層階にははしご車が届かないので、自力で下りることができない場合には即、命の危険にさらされることにもなりかねません。高層階は浸水や津波などの災害には強いのですが、火事の場合には逃げにくいというリスクがあります。
消火器の準備、ヘリでの救助が望める屋上までのルートが確保されているかなどを、確認したほうがいいでしょう。中には自家発電装置が備わっている防災能力が高いマンションもあるので、そのあたりをチェックしたいですね。
まとめ
家はただ寝起きする場所ではなく、大切な命や財産を守る場所でもあります。一度住む場所を決めたら、引っ越しするのはなかなかに大変なものですし、費用もかかります。
住む場所を決めるときには、間取りや家賃だけでなく防犯と防災という視点を持つことが大切になってきます。ハザードマップの確認やセキュリティーチェックは念入りに行いましょう。
防犯や防災能力が高い場所に住めば、いざというときに命や財産を失うリスクが低くなります。節約ばかりを意識して、後から後悔することがないようにしましょう。