こんにちは、億持ってない億男です。
新型コロナウイルスに振り回されるこの数年…ですが、医療体制の確立やワクチン接種、新薬などで新型コロナウイルスは過剰におそれるものではなくなりつつあります。
2022年に開催されたサッカーのワールドカップでは、観客のほとんどがマスクをしていませんでしたし、アメリカやヨーロッパでは規制が緩められています。
そして、日本でも感染者が増えても行動制限は出されず全国旅行支援も再開されています。
世の中はアフターコロナに向かって動いているわけですが、その中で今、議論されているのが、新型コロナウイルスの感染法上の扱いについてです。
2類相当から5類に変更されるという話をニュースなどで耳にした方も多いのではないでしょうか。
今回は新型コロナウイルスが2類相当から5類に変更された場合の「お金」のお話をしたいと思います。
現在は新型コロナウイルスの治療費は無料
現在、新型コロナウイルスの治療費はすべて公費負担となります。これは感染法上の分類が2類相当に該当しており、感染者は原則として入院勧告となるからです。
オミクロン株の流行で感染者が増え、自分や周りの人が「感染した」という方も多いでしょう。
新型コロナがある意味において身近になってしまったせいで、忘れがちですが新型コロナウイルスの感染法上の分類はかなり高いレベルなのです。
そして、新型コロナウイルスに関してはワクチンも無料で接種することができます。例えば、インフルエンザワクチンなどはお金を自分で負担する必要がありますよね。でも、新型コロナウイルスのワクチンは誰でも希望すれば無料です。これも、感染法上の分類にその根拠があるのです。
つまり、今現在は新型コロナウイルスは治療費も無料でワクチンも無料。すべて公費で負担されていますしホテル療養の場合でもお金はかかりません。
また、もう遠い昔のことのように思えるかもしれませんが、感染法上の分類が2類相当ということは「行動制限」「緊急事態やまん延防止措置」の根拠ともなります。いまでも、政府は新型コロナウイルスで緊急事態やまん延防止措置を出せる状態ではあります。、こうした強い措置ができる分類になっているのです。
5類になったら有料になるか
新型コロナウイルスは感染法上2類相当といわれるものの、感染している人も多くすべての人が入院しているわけではありません。軽症の人も多く2類相当というのはやはりピンときません。
政府も旅行支援などをしていますし、やはり2類から5類にするほうがいいのでは?と言われているわけです。
そんな中で岸田総理は昨年から「5類相当にする検討」をしてきたと報じられています。
そして、とうとうこの春から新型コロナウイルスは5類相当になる見込みですが、気になるのは治療費やワクチンの費用のことです。
5類になった場合には、通常であれば自己負担となります。ですが、いきたり「自己負担」にしてしまうと感染していても病院に行かない人も増えるかもしれません。
そのようなことがないように、治療費などに関しては「段階的に制度を変える」という方向性のようです。
なので、新型コロナウイルスが5類になってもいきなり「治療費は自己負担」とはならないようです。また、ワクチンに関しても当面の間は無料で接種できるのではないかと予想されています。
いずれは自己負担をする形になるの?
新型コロナウイルスはインフルエンザと同等の5類相当に分類される見込みです。
治療費やワクチンに関しては段階的に対応すると言うことで、いきなり全額自己負担にはならないようですが、かといって「ずっとそのまま」というわけではないでしょう。
どのくらい先になるのかは解りませんが、新型コロナウイルスもいずれはインフルエンザのような扱いになって治療費もワクチンも自己負担が発生するようになっていくことでしょう。
今まで無料だったものが、有料になると言われると「それはいやだなー」と思ってしまうものですが、いつまでも公費負担にしていては国の財政を圧迫することになります。
いずれは、無料ではなくなる日がくることでしょう。
まとめ
今回は新型コロナウイルスの感染法上の分類の変更が治療費負担にどのような影響を与えるかについてのお話でした。
新型コロナウイルスの治療費やワクチンは今は無料です。それは、感染法上の分類が2類相当で行動制限などの強い措置が出せるレベルに分類されているからです。
ですが、新型コロナウイルスが、5類相当に引き下げられても当面の間は段階的な対応が行われる見通しですので、いきなり有料になるわけではなさそうです。
ですが、5類相当に引き下げられればいずれインフルエンザのように治療費やワクチンも自己負担が発生するようになっていくことが予想されています。