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持ち込み許可で営業停止のリスク?飲食店経営者なら知っておきたい持ち込み

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こんばんは、億持ってない億男です。飲食店経営をしている方や、いつかは自分もお店を持ちたい…と考えている方もいらっしゃることでしょう。料理の腕に自信がある方なら飲食店経営は魅力的ですし、自分のアイディアを簡単に世に出せる場でもあります。独立をしている方もこれから…という方も、自分のお店の目指すものやイメージがあるかと思います。

もし「自由な感じ」「子供連れをターゲットに」と思っていらっしゃるならちょっと注意したいポイントがあります。

それが持ち込み飲食です。

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持ち込みのリスクは営業停止

持ち込み飲食のリスク…別に外から持ち込まれたものを店内で飲食されたからといって特にリスクはないようにも思えますよね。

何も注文しないならともかく、注文してくれた上で持ち込みなら…目をつむってあげたいと思うかもしれません。ですが、持ち込みのリスクは営業停止処分です。

もし、万が一、持ち込みで食べた物が原因で飲食店内で食中毒が発生した場合…お店で調理したものではなくても営業停止処分となる可能性があります。実際に持ち込み食材が原因で店内で食中毒が発生して営業停止になったケースはあります。

なんで?と思ってしまいますが、食べる場所を提供すること、そして、食中毒が店内で発生するとその店舗の責任を問われてしまうのです。なんとも理不尽な話ですが、そのくらいの責任が伴うということなのです。

営業停止のダメージについては後ほどふれますが、持ち込みで食中毒が起こったらまさか自分が責任を問われる!?となると少し慎重にならざるをえません。

持ち込みの要望は少なくない

持ち込みのリスクがある一方で持ち込みへの要望があるのも事実です。特に子供連れのお客様の場合「アレルギー」や「離乳食」を理由に「子供の分くらいいいじゃない」「離乳食は特別でしょ」という方もいらっしゃいます。

もちろん、離乳食でも子供の食べ物でも持ち込みのリスクがなくなるわけではありません。
ですが、イメージアップのことを考えると「いいですよ」といいたくなるのも人情…。特にファミリーをターゲットにする場合、子供は来るな!といいたいわけではないのですから、これはなかなか難しい判断です。

経営のこととイメージアップを考えて持ち込みを許可すれば、子供連れのお客様は増えることが予想されます。

ですが「あのお店は持ち込みできる」となれば、収集が付かなくなるケースもあります。また、お子様が増えて注文してくれないとなると…経営的にもダメージとなるわけです。

ある日本料理店で、離乳食の持ちこみを許可したところ、お母さんの集団がベビーカーを押して来店されお子様の食事はすべて持ち込み。店内の座席が半分ほど埋まってしまったのですが、注文は大人の分だけとなり、満席で他のお客様が帰ってしまった…。というケースもあったようです。

子供連れには優しくしたいという人情と経営は全く別物ですから、無条件での持ちこみ許可は危険です。何かしらの条件を付けることも必要かもしれません。

営業停止のダメージは大きい

さて、持ち込み許可のリスクとして上げられる営業停止ですが、これは大きなイメージダウンとなります。

特に食中毒!などという場合、その原因がなんであれお店のイメージダウンは免れません。その原因が例え持ち込まれたものだったとしても、食中毒で営業停止になったというだけでイメージは悪くなります。

そうなれば、営業停止処分後の売り上げにも影響しますし、経営は厳しくなることでしょう。

飲食店の営業停止処分は新聞やテレビなどで報道されることも多いため、最悪の場合は閉店という可能性もあります。

イメージを良くするために持ち込みを許可した結果、イメージダウンになってしまう…。そんなリスクがあるのです。

さじ加減がとても難しい局面ですが、営業停止のリスクを回避する為にも、持ち込みルールの徹底は飲食店経営においても非常に重要なポイントとなります。

特に手作りの離乳食やお弁当などは、プロの手によって作られて管理されているものではないので、心情的なものは別にしてちゃんと注意したいところです。

まとめ

今回は、飲食店経営者の方や飲食店で働いている方などには是非、知っておいて欲しい「飲食店への持ち込み」をご紹介しましたがいかがでしたか?
飲食店は、店内のすべてのことに責任を持つ必要があります。たとえ、持ち込まれたものが原因で食中毒が起こったとしても飲食店が責任をとる必要があります。中には、持ち込まれたものが原因で食中毒が起こって営業停止処分を受けた事例もあります。

お客様は「少しくらい良いでしょ」「離乳食だし」「子供の分はいいでしょ」と要求をしてくることもありますが、自分の責任に範囲を超えている場合は、理由を説明してお断りするほうが懸命ということもあります。