こんばんは、億持ってない億男です。
芸能人が不倫スキャンダルで活動を自粛する…良くあることともいえますし、芸能人ではなくても「ついうっかり不倫しちゃった」なんて話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、不倫は不法行為ですから今の日本ではルール違反。道徳的な非難も免れないわけですが、今回は不倫とお金の話をしたいと思います。不倫は単に「非難される」とか「信頼を失う」だけでなくお金の面でも決して安くない代償を支払うことになるんです。
不倫の慰謝料の相場は?
不倫が民法上の不法行為であること、そして、配偶者から慰謝料請求されるケースがあることはみなさんもご存知だと思います。
不倫の慰謝料の相場は、状況によっても変わるのですが50~300万円と言われています。不倫をしただけで安くても50万円…。そして、離婚に至ったケースなどは慰謝料が高額になるとされます。
不倫は「相手の平穏な家庭を壊したこと」が不法行為であるというもの。その行為によって受けた精神的な苦痛に対して「お金で解決してね」というものです。心の傷はみえませんし、癒しかたも人それぞれですが、まずはお金で決着しましょうねということですね。
ちなみに、不倫は民法上は不法行為ですが、刑法には不倫を犯罪とする規定はないため不倫をしたから逮捕されることはありません。
もちろん、だからといって民法上の不法行為が正当化されることもありません。
他にも、不倫の期間が長い場合や不倫していて「二度としません」と制約をしたにも関わらず再度不倫関係になった場合、そして、不倫関係の果てについて妊娠した場合なども慰謝料が増額される要素と言われています。
不倫で慰謝料発生?!どんなケース?
不倫で慰謝料発生するケースは
「相手に配偶者がいることを知っていた」「相手の家庭は円満だった」のが前提です。
籍は入っていたけど、別居中で家庭崩壊していた場合や相手が結婚していることを知らなかった場合は、不法行為にはなりません。ただし、知らなかったは「言い通せばいい」というものではなく客観的に見て「知らなかったとしても無理ないよね」という状況でなければなりません。
そして、何が不倫か…ですが、これは感覚的な部分は人によってかなり違いがあります。ハグをしただけでも不倫だと言う人もいるでしょうし、性的な関係があれば不倫だと感じる人もいます。
ですが、慰謝料という点で見るならやはり「身体の関係がある」が不倫とされるケースが多くなっています。これは「身体の関係があったと思われる行為」例えばホテルから一緒に出てきた写真なども不倫の証拠とされるケースがあります。
このように何が不倫か…は個人の価値観ではなく客観的な判断がなされます。
「私にとっては遊びは不倫じゃない」なんて言ってみたところでその言い訳が通用しないケースは珍しくありません。
もちろん「どんな理由があっても」不倫は不倫。「この事情なら相手の家庭を壊しても仕方ない」とされることはありません。不倫はとても高くつくことを知っておきましょう。
不倫の慰謝料は自己破産したら逃げられる?
「どんなに慰謝料が高くても自己破産すればいいじゃん」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
自己破産は、債務の支払い義務がなくなるもので裁判所が決定するもの…つまり、法律の効果で借金をなくす債務整理の方法です。
ですが、法律の効果でなくすことができるのは「借金」です。この負債に「慰謝料は含まれない」のが大半です。他にも、税金や養育費なども免責になりません。
つまり「不倫をして慰謝料を請求されても自己破産すればいい」というのは成り立たないのです。自己破産をしたとしても、慰謝料の支払い義務は残ってしまう可能性大!
また、裁判に負けて判決が確定した場合に支払いをしないと財産の差し押さえをされる可能性もあります。
道徳的な非難は置いておくとしても、恋愛感情の代償としてはかなり大きなものになってしまいます。
この慰謝料に加えて、社会的な非難や信頼を失うといったお金では買えない代償も発生します。
自己破産でも、そして当然、個人再生をしても不倫の慰謝料から逃れるのは難しいと考える方がいいでしょう。
まとめ
今回は不倫の慰謝料についてのお話でしたがいかがでしたか?
不倫は社会的に非難される行為ではありますが、実はお金の面でもとっても高くつく行為です。不倫の慰謝料の相場は、50から300万円。そして、裁判で負けてしまった場合は、差し押さえが行われる可能性もあります。
不倫をして信頼を失うだけではなく、お金も失う事になってしまうのです。ついうっかり…ちょっと遊びたかった…その油断の代償は決して小さくありません。
不倫なんてよくない!といった道徳面は別にしても、不倫は高くつくわけですしやめておいた方が良さそうです。