こんにちは、億持ってない億男です。
「弁護士はお金がかかる…」というのが世間一般の認識ですが、確かに、弁護士費用は決して安い金額ではありません。
もちろん、弁護士というエキスパートに依頼して自分の代理人をして貰うのですから、お金がかかるのは当然のこと。
ですが、弁護士費用が高すぎて、本当に困っているのに依頼ができないという人もいらっしゃいます。
法律はこの国のルールですから、守られるべきです。ですが、民事的な争いの場合、当事者同士の力関係などで結果が左右されることもあります。
そのような理不尽を避けるために、弁護士保険にあらかじめ加入しておくという方法があります。
法律的なトラブルは自分たちだけで解決しないほうがいい?
刑事事件のように警察が捜査をするものではなく、民事的な争い…。例えば、相続や個人間のお金の貸し借りなどでトラブルが起こった場合、まず多くの人が「話し合いで解決しよう」とするでしょう。
もちろん、話し合いで解決できればそれが一番いいのですが、様々な思惑が絡むわけで、そう上手く解決しないのも事実です。
特に相続では、お金や思い入れがある土地や建物の所有に関する争いになるため、当事者同士の話し合いが平行線をたどるケースもあります。
また当事者の間に力関係や発言力の差がある場合には、それが結果に影響することもあるでしょう。相続のように法律で明確にルールが定められているにもかかわらず、家や地域の慣習が優先されて不利益を被るケースもあります。
また、当事者に法律的なルールを理解できる人がいない場合は、感情的な話合いで解決されることも多く、不公平な結果になることもあります。
弁護士費用の相場は?
トラブルが発生したときに、最も公平で公正な方法は法律に従って解決することでしょう。
納得できないと思ったところで、法律で決まっていると言われたらどうしようもありませんし、それが日本のルールですから仕方ありません。
そして、その法律のルールをすべての当事者に納得してもらうために有効なのが弁護士を入れて話し合いをするというもの。
弁護士という第三者であり、法律のプロフェッショナルを介在することで、感情論ではなく法律的な解決を望むことができます。
弁護士は弁護士によって異なります。ですが、費用には相場があります。
一般的な民事事件の場合、着手金と成功報酬、その他の費用(切手代など)が必要です。
着手金は相続の場合で20~30万円程度のところが多いようですが、依頼の内容によって異なります。そして、成功報酬は、金額が300万円以下の場合は、獲得額の17%~18%。300万円を超え3000万円以下 獲得額の11%+20万円程度が相場と言われています。
つまり依頼するだけでも30万円以上の費用がかかるということになります。
ですが、お金がなければ助けて貰えないかと言うとそうではありません。事務所によっては分割払いに対応しているところもありますし、収入などに一定の条件はありますが、法テラスの制度を利用して一時的に費用を立て替えて貰うこともできます。
特に、相続のように自分の権利と財産がはっきりしていて、法律的に解決すれば利益があるという場合は、泣き寝入りするより「法律のルールで解決」することに大きなメリットが生じます。
弁護士保険のメリット
いざというときに頼りたい弁護士ですが、弁護士保険という方法もあります。トラブルが発生する前に加入しておく必要がありますが、弁護士保険は弁護士費用の保険。
保険対象のトラブルで弁護士に依頼した場合の費用の一部、もしくは全部を保険でカバーできるのです。
トラブルが起こった後で加入しても適用されませんが、常日頃から弁護士保険に加入しておけば、相続や契約、交通事故、ご近所トラブルが発生したときに弁護士費用を気にすることなく依頼できます。
弁護士はあなたの代理人として動いてくれますので、もう関わりたくない人達と直接やりとりする必要がなく、精神的な安定にも繋がります。
トラブルで疲弊しているときに、費用を気にせずに弁護士に頼ることができるのが、弁護士保険のメリットです。
まとめ
今回は、弁護士費用の相場や当事者同士の話し合いのデメリット。そして、弁護士保険についてお話ししました。
弁護士費用は決して安い金額ではありません。ですが、時に当事者同士で解決することが、不利益になってしまうこともあります。
トラブルが起こった場合には、法律のルールに従って解決するのが一番公正です。そのためにも、自分を守るために弁護士保険に加入しておけば、いざというときに費用を気にすることなく、弁護士を代理人にしてトラブルの解決を図ることができます。
毎月の保険料は必要ですが、弁護士保険のメリットは決して小さくありません。