スポンサーリンク

地震保険だけでは備えは足りない?地震への備えはどの程度必要か

スポンサーリンク

こんにちは、億持ってない億男です。

2024年は日本にとって地震が頻発した年として記憶されるかもしれません。1月1日の能登半島地震、そしてお盆前の8月8日には日向灘を震源とする地震が発生し、南海トラフ地震の臨時情報が発表されるなど、日本全体が地震の脅威を再認識する年となりました。

ご存じの通り、日本は地震が多い国です。実に世界で発生するマグニチュード6以上の地震の20%が日本で起こっていると言われています。これは、日本が4つのプレートの境界線に位置しているためであり、これらのプレートが押し合い、ひずみが蓄積されることで大きな地震が引き起こされます。また、日本には数多くの活断層が存在し、それが原因で地震が発生することもあります。さらに、火山活動による地震も無視できない要因です。

このように、日本に住んでいる以上、地震は避けて通ることができない災害と言えます。したがって、地震への備えは当然必要です。今回はその備えの一つである地震保険についてお話しします。

スポンサーリンク

地震保険では最大50%しか補償されない

まず、地震保険に関して重要なポイントがあります。それは、地震保険の補償範囲が限定的であるということです。地震保険は、火災保険と組み合わせて契約する保険です。火災保険だけではカバーできない地震や津波、地震による火災によって被った損害を補償するというものです。ですが、地震保険に入っているから安心というわけではありません。実は、地震保険の補償額は建物や家財の評価額の最大50%に制限されています。つまり、地震が発生して自宅が全壊した場合でも、全額が補償されるわけではないのです。最低でも50%は自己負担となるわけで、ローンが残っている自宅が壊れた場合は二重ローンになってしまう可能性があります。
ですので、地震保険に加入していれば地震や津波で自宅が壊れても「保険で新しい家を建てれば良い」ということではありません。つまり、地震保険だけでは地震災害に対する備えとして不十分なのです。また、災害にあった場合は、家の再建や修理だけでなく、引っ越しのための費用なども必要ですので、資金が不足する可能性があります。

地震保険に加入しないリスク

補償が充分ではない地震保険ですが、だからといって「加入しなくてもいい」「加入する意味がない」というわけではありません。

もちろん、地震保険は強制保険ではありません。ですが、地震保険に加入しない選択肢はアリなのでしょうか?結論から言えば、地震保険に加入しないとなるとそれは大きなリスクを伴います。
まず、地震は予測が困難です。そして、日本で生活している以上、どこにいても地震による被害をうける可能性があります。そして、大きな地震が発生した場合には甚大な被害をもたらすことが多いのです。
今まで「地震が少ない」と言われていた地域でも巨大地震が襲う可能性はあります。そのため、地震保険に加入していなければ、地震で家が倒壊したり、家財が損壊したりした際に、その損害をすべて自己負担で賄わなければならなくなります。

特に、住宅ローンを抱えている場合、例え、地震で家が倒壊した場合でもローンの支払いは残りますので、経済的な負担はとてもおおきなものとなります。地震保険は、このような最悪の事態に備えるための最低限の保険として機能しているのです。

家財保険も検討しましょう

地震保険に加えて、家財保険の加入も検討しましょう。家財保険とは、家ではなく家具や家電、衣類など、家の中の物が壊れた場合の補償です。地震によって建物が損壊すれば、家財も大きな被害を受ける可能性があります。特に高価な家財を所有している場合もそうですが、生活に必要な家具や家電が壊れたときにはこの家財保険はとても有益です。

地震で壊れた家具や家電を保険金で再度購入することができます。家財保険を追加しておくことで、災害時の経済的なダメージを最小限に抑えることができます。

また、家財保険には、盗難や火災など他のリスクに対する補償も含まれていることもあるため、地震だけでなく他の災害やリスクに対しても備えることができる点もメリットです。

まとめ

地震は日本に住んでいる以上避けて通れない災害です。済んでいる場所を問わず、常に地震への備えをしておくべきで、そのひとつである地震保険はとても重要です。

しかし、地震保険だけでは補償は不十分ということも覚えておきましょう。対策としては、家財保険の加入や、地震対策としての貯蓄を増やすことが考えられます。また、特約を追加して地へ備えを手厚くするという方法もあります。

地震への備えは、リスクマネジメントという点から見ても必要なもの。いざという時の損害が大きくなりやすいからこそ、保険をしっかりとかけておきましょう。