こんにちは、億持ってない億男です。
計画的な貯蓄や万が一に備えることは、マネープランを作り、それを実行する上でとても大切なことです。保険を選ぶときには契約内容や保障の内容、満期金の返戻率ばかりに目が行ってしまうものですが、ひとつ絶対に忘れてはならない注意ポイントがあります。それが”告知事項”です。
今回は、告知事項とはなにか、そして、告知事項に正直に答えなかったらどうなるのかをお話していきます。
そして、告知事項のせいで”契約不可”となっても入れる可能性がある保険もご紹介していきます。
告知事項はとても大切
保険契約をするときに、私たちはどうしても「保障」「返戻率」などなどに気をとられてしまいます。もちろん、保障内容や積立型保険の返戻率は大切なことです。
ですが、私たちにとって保障内容や返戻率が重要であるのと同じくらい、保険会社にとっては告知事項が大切なことなのです。
保険は契約…つまりお互いに正しく情報を伝えあって合意していないと契約そのものが無効になってしまいます。告知事項は、保険会社がリスクを知るために作成されたもので、保険会社からしてみれば「リスクが高すぎると契約できない」ことになるのです。保険会社だって、ボランティアでやっている訳ではありませんから、リスク管理をするのは当然のこと。よく医療保険や生命保険のコマーシャルなどで「○つの質問に×××で答えたら加入できる」というようなことを言っていますよね。あれが、告知事項です。
告知事項なんて言われるとなんだか小難しいような気がしてしまいますが、ほとんどの場合、質問に正直に答えるだけでOKです。
長い文章を作ったり、難しい質問に答える必要はありません。
告知事項の質問に答えるときに大切なのは、正直に答えるということです。「こんなこと言ったら契約できなくなるんじゃ…」と不安に思うあまりに、ついつい嘘をついたり、あることをないといったり…。それをしてしまうと告知義務違反になってしまいます。
保険は万が一のための大切な備えでもあり、そして、計画的に貯蓄するための大切な資産でもあります。
だからこそ告知事項には正直に答えましょう。
告知をちゃんとしてないとどうなる?
告知事項には正直に答えないといけない!とご紹介しましたが、ではもし、仮に告知事項に正直に答えなかったら…どうなるのでしょうか。
答えは…「支払い拒否」や「契約解除」です。
例えば、告知事項に正直に答えず持病を隠した状態で医療保険を契約をしたとしましょう。
契約からしばらくたって、持病が悪化して入院と手術が必要になったときに、加入している保険会社に「保険金の請求」をします。通常なら保険金が支払われますが、告知事項に正直に答えずに持病を隠していたことが明るみに出た場合、保険会社は「告知義務違反」として保険金の支払いを拒否してきます。
こうなってしまっては保険に加入している意味などありません。むしろ、告知義務違反は大変不名誉なことでもあります。
それは何故か…もし、告知義務違反をしたまま保険金を受け取ってしまったらこれは詐欺に該当する可能性もある行為です。
こうなってしまっては、保険どころではありません。
つまり、保険に加入するときの告知事項はそれほどに重要なものなのです。
契約できなくても諦めなくて大丈夫!
保険の告知事項に正直に答えたら「契約を断られてしまった」という方もいらっしゃることでしょう。
だからといって、嘘をつくわけにはいかないし…もう保険には入れないんだろうかと思っている方!もちろん、絶対に加入できるというわけではありませんが、健康に関する告知事項が原因で契約を断られてしまっても、入れる可能性がある保険があるんです。
それが「少額短期保険会社」の保険です。2006年4月の保険業法改正で誕生した新しい保険なのですが、このタイプの保険には持病があっても入りやすいものがあるのです。
例えば、みんなの医療保険エブリワンなどもこのひとつ。エブリワンは、一般的な医療保保険の加入を断られやすい妊婦さんや不妊治療中の方、そして、うつ病と診断された方でも入れる保険なのです。
他にも、持病があっても入りやすい保険商品はたくさんあります。
つまり、告知事項で保険への加入を断られたからと言って「諦めることはない」んです。
保険商品の種類は法改正でどんどん増えていますし、ニーズに合わせた保険商品もどんどん生まれています。正直に告知事項に答えて入れ保険商品ほ探す余地はたくさんあるのです。
まとめ
医療保険や生命保険に加入するときの告知事項はとても重要なものです。そしてもし、告知事項の回答が理由で契約を断られてしまっても、まだまだ諦めることはありません。
保険商品は日々進化して私たちのニーズにあったものが生まれていますし、少額短期保険のような新しい保険もあります。
保険は自分にあったものが一番です。告知事項には正直に答えて万が一のときに頼れるようにしておきましょう。