こんばんは、億持ってない億男です。
ロシアによるウクライナ侵攻で、日本をはじめとする各国が様々な対応をしています。
日本やアメリカ、ヨーロッパの多くの国などはロシアに対して経済制裁を発動しています。世界の対応は様々で、中国やインドなどは日本やアメリカのような対応はしていません。
経済制裁なんて、私の生活には関係ない
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、経済制裁やウクライナ侵攻は私たちの生活にも影響しています。
ロシアやウクライナからの木材
「そろそろマイホームを」
「リフォームしたいな」
と考えている方にとっては無視できないのが「木材価格」です。
このブログでもご紹介したのですが、2021年から「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の高騰が続いていました。これは、アメリカなどで戸建て住宅の需要が高まったことが要因でした。
日本国内にももちろん木材はありますが、輸入に頼っている部分が大きく、外国からの木材が入って来にくくなったことで価格が上がったのです。
ウッドショックの原因となったのは、アメリカなどからの木材だったと、されていますが、今回はウクライナやロシア産の木材も価格が高騰しています。
原因は、ロシアによるウクライナ侵攻です。
日本は、ロシアやウクライナから木材を輸入していたのですが、この混乱でロシア産木材は入荷のめどが立っていないそう。
ロシアは世界の5分の1を占める森林大国ですから、ここからの材料が入ってこないとなると価格は高騰してしまいます。
3月8日時点ですでに価格は2.5倍となっており今後も先行きは不透明なままです。
マイホームを新築で…と考えている方やリフォームを考えているかたは木材価格上昇を念頭においておかれたほうがいいでしょう。
ガソリンなどの燃料も高騰
もう知っている!気づいている!という人も多いのが、ガソリン価格です。
ガソリン価格はもともと、新型コロナウイルスの感染が世界的に収束を見せていた時期に需要が増えて高くなっていました。
政府は石油元売りに補助金を出して対策していますが、それでもガソリン価格は高いまま…リーマンショックのころとほぼ同等の価格かそれを大幅に超える価格上昇も予想されています。
エネルギー輸出国は複数ありますが、ロシアもそのひとつです。
日本だけでなく、情勢不安で世界的に価格が上昇しており、トリガー条項の復活なども取りざたされています。
ガソリン価格があがると航空機の燃油サーチャージも上がりますし、輸送費が高騰するため様々なものの価格が上がる可能性があります。
生活を直撃するガソリン価格の高騰…ロシアやウクライナの情勢もさることながら、新型コロナウイルスの感染拡大もどうなるか解らない中で、価格の上昇は暫く続きそうです。
とは言うものの、価格上昇を個人でなんとかすることはできませんので、エコ運転を意識する…できるだけ公共の交通機関を利用すると言った対策がメインになりそうです。
小麦など食品の価格
ロシアやウクライナは穀倉地帯で、小麦の生産が盛んな場所です。
小麦の生産地で紛争となると、小麦の価格も高騰します。すでに小麦の価格高騰は始まっているのですが、そもそもロシアのウクライナ侵攻が起こる前から小麦価格は高騰していました。
そこに追い打ちをかける形になったのが、今回の戦争です。
小麦の価格が上がれば、小麦そのものはもちろん、パンや麺などの価格も上がることが予想されます。
景気が良くなって、モノの価格が高騰するのであれば、悪いことではありません。ですが、感染症や戦争などでの先行きの不透明さでの価格高騰はあまり嬉しいものではありません。
コンビニエンスストアでは、サンドイッチやおにぎりの値上げもされています。小麦だけでなく、食用油の価格も高騰していますし、輸送コストの高騰も値上げの理由とされています。
ロシアやウクライナの影響が出る前から、食用油は価格が上がっていましたし、ウインナーなども価格が上がっています。
食品は生活する上で欠かせないものですし、高騰した価格が落ち着くのか、それともこのままの水準で推移するのかは未だ不透明です。
ほかにも、有事の安定資産と言われている、金や歯科医院で治療に利用されているレアメタルの一部なども価格があがっています。
まとめ
今回は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響や新型コロナウイルスの影響などで値上げされたものや価格が高騰しているもののお話でした。
パンデミックが収まらない中での、戦争という非常事態に世界が直面しており、様々なものの価格が高騰しています。
先行き不透明ではありますし、エネルギー問題は今後の課題となりそうです。
生活スタイルを含めて、考えるタイミングが来ているのかもしれません。