こんばんは、億持ってない億男です。
毎日の食事は生活していく上で欠かせないもの・・・だからこそ「少しでも節約したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「できるだけ安く買いたい」というのは当然のことですが、2021年の秋は様々なものの価格が高騰した秋でもありました。
なぜ、値段が上がっているのか、そして、この先、価格は落ち着くのかなどを考えてみましょう。
2021年10月からマーガリンが値上げに
多くのご家庭の冷蔵庫に入っているであろう、マーガリン・・・パンに塗ったり、料理に使ったりするものですが、マーガリンが10月から値上げされました。
値上げ幅は16円程度と大きな値上げではありませんが、それでも「高くなった」と言われてうれしいというものではありません。
マーガリンの値上げは、原料となる大豆や菜種が天候不順で不作だったこと、そして、世界的に需要が高まっていることが原因です。
2021年は食用油の価格も上がりましたが、これも天候不順の影響があったと言われています。
日本は菜種や大豆のほとんどを輸入に頼っていますし、中国などの人口が多い場所で需要が高まったことも相まって値上げとなったわけです。
ミートショック!で輸入牛肉も値上げ
アメリカでの住宅需要の高まりで木材が足りなくなるウッドショックについては、このブログでもご紹介しましたが、今度はミートショック!アメリカ産の牛肉が品薄で手に入りにくくなっているんです。
アメリカ産の牛肉は価格が安いのが魅力。スーパーでも国産に比べてリーズナブルな価格で販売価格されていますし、外食チェーン店でも利用されています。
このアメリカ産牛肉ですが、今、価格が高騰していて部位によっては1キロあたり1800円も価格が上がったものもあるそうです。スーパーなどでよく見る牛バラは、前年比で8割高だそうです。これはマーガリンの比ではないレベルの値上がりです。
ここまで値上がりすると、国産でもいいんじゃないの?という方もいらっしゃるほどの値上げ・・・。安くて美味しいアメリカ産の牛肉だったはずが、美味しいけど高いに変わってしまったと言ってもいいくらいの値上がりです。
一部の外食産業では、仕入れ値が上がっていることを理由に、販売価格の値上げに踏み切るところも出てきています。
新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増えて、外食に行く人が減ったときには「牛肉が余っている」という減少もあったそうですが、ワクチンの広まりなどで新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せ始めている今、食材の需要が上がっているのも事実でしょう。
新型コロナウイルスの収束はとても喜ばしいことですが、新型コロナウイルスに翻弄された2年の間で多くのことが変化し、その変化に伴って需要も変化したというのも価格が安定しにくくなった原因と言えそうです。
また、コンテナの稼働率の問題やオーストラリアの干ばつの影響など、複合的な原因で牛肉が高くなっているんです。
食卓にはなかなか厳しい価格になっているというわけです。
野菜も価格が高騰?!
マーガリンに牛肉・・・食用油も高いとなれば、せめて「野菜くらい安く」買いたい物ですが、なかなかそうも行かない様子です。
というのも、大雨や天候不順の影響で葉物野菜は高値が続いていますし、秋は台風の季節・・・。北海道での猛暑の影響もあって、じゃがいもやタマネギも価格が高めですし、天候不順が続いた影響で葉物野菜やなすなども価格が高くなっています。
実際に、野菜コーナーで「高いなぁ」と思われている方もいらっしゃることでしょう。
野菜の価格は天候が安定してくれば徐々に下がってきますので、今年の冬の鍋シーズンまでに天候が回復してくれることを祈るばかりです。
しばらくは、価格の変動が少ないもやしやキノコ類、カイワレなどをうまく利用したり、天候不順の影響を受けにくく価格が一定の冷凍野菜の活用をして食費を抑えられるように工夫していくしかなさそうです。
まとめ
今回は、2021年の秋から値上げが続いているマーガリンや輸入牛肉、そして天候不順の影響を受けている野菜の価格についてのお話でしたがいかがでしたか?
マーガリンは原料の菜種や大豆の不作の影響をうけており、アメリカ産の牛肉も価格がかなり高騰しています。この影響で外食産業の中には販売価格を値上げするところも見られるようになってきました。
そして、北海道での猛暑や全国的な天候不順の影響で野菜は全体的に高めで推移しています。
食用油や小麦も価格が上がっていますし、家計の占める食費の負担が大きくなっているのは事実といっていいでしょう。
こればかりは個人の努力でなんとかなるものではありませんので、価格が安定している食材の利用や冷凍野菜の活用などで工夫をして乗り切るようにしましょう。