こんにちは、億男です。
働き方が多様化している今の時代、正社員として働くことが必ずしも正解とは限りません。
中には自由な生き方を求め、フリーターとして活動している人もいます。
フリーターというと一見するとデメリットのある働き方のように感じられますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回はフリーターで稼ぐをテーマに、正社員との違いや、フリーターになるメリットや稼ぐコツなどを解説します。
1.フリーターと正社員の違い
雇用されて働き、給料を稼ぐという意味で言うなら、フリーターと正社員との間に違いはないでしょう。雇用形態こそ違いますが、どちらも企業に属し、仕事をし、報酬を稼ぎます。果たして両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
まずフリーターと正社員の違いというと、生涯賃金があります。
大卒の正社員の場合、生涯で稼げる金額は2億5000万円ほどとされています。対してフリーターの場合、生涯で稼げる金額は5000万円程度であろうとされています。
およそ5倍以上の経済格差がフリーターと正社員との間には存在します。
なぜ正社員とフリーターではここまで経済格差があるのかというと、それはフリーターと違って正社員には昇給や昇進、ボーナスがあるからです。
入社した当初はフリーターと同レベルだった給料も、やがて昇進を重ね、給料が上がることで、年収に開きが生じてきます。さらに、正社員にはボーナスがあるので、ますますフリーターとの給与格差は拡大していくことでしょう。
さらに、正社員になると家賃補助などの福利厚生が期待できます。家族手当や有休、昇進すれば役職手当が付くなど、フリーターではまず受けられないような好待遇があります。
他方で休暇については常に固定されるので、どれほど休みたいと思っても休めないというデメリットが正社員にはあります。
フリーターならば、シフトを調整することで休みをいつでも捻出できるでしょう。
ただし、有給などがある正社員と違って、フリーターの休日は基本的に無給です。仕事を休めば休むほど収入が落ちるという弊害があります。
他にも、フリーターは社会的な信用が低いのでローンが組み難い、法律で保護される正社員と違ってフリーターは雇用が不安定、フリーターの仕事は単純労働なのでスキルが身に付かない、など。
将来性や安定性を鑑みると、フリーターよりも正社員の方がメリットが多いです。
2.中小以下の正社員の生涯賃金
確かにフリーターと正社員を比べると、正社員の方がメリットが多いです。ただし、上記で紹介したような正社員というと、主に大企業に勤めている人。
中小や零細で働いている人ともなると、生涯賃金がもっと安くなりますし、待遇も悪くなります。
中小企業の正社員の生涯賃金というと、1億5000万円ほど。零細企業だと1億3000万円ほどとされています。
それでもフリーターの生涯賃金の倍以上は稼げる計算になるのですが、ただ大企業と比べると同じ正社員でもやはり魅力が半減してしまいます。
ちなみに、派遣などの非正規の生涯賃金の場合、1億円を超えるか超えないかぐらいとなります。
生涯賃金だけで考えるなら、たとえ零細の企業であっても正社員の方がお得ということです。
3.フリーターのメリット
確かに正社員と比較すると生涯賃金が低いフリーターですが、メリットもあります。まずフリーターの場合、シフトを組みやすく、副業や別のバイトの掛け持ちができる、などの魅力があります。
確かに稼ぎ難い印象のあるフリーターですが、掛け持ちができるようになると、収入を安定化させることができます。
掛け持ちをするとだいたい月収で20万円から25万円ほどは稼げるようになります。
正社員なのに20万円以上稼げないというのであれば、確かにフリーターになってバイトを掛け持ちした方が稼げるかもしれません。
さらに、正社員と違ってフリーターはいつでも仕事を辞められるので、フットワークが軽いというメリットがあります。
今の時代、正社員になるだけが人生ではありません。起業して経営者になっても良いですし、フリーランスの個人事業主になっても良いです。
絵が得意なら漫画家などを目指して良いですし、投資が得意ならバイトで稼いだお金を元手に資産運用をしても良いでしょう。
将来こうなりたいという夢があり、それを実現するために一時的にフリーターとして頑張っているというのであれば、拘束時間が長い正社員でいるよりも時間と自由があるフリーターの方がメリットがあります。
4.フリーターで稼ぐコツ
フリーターは確かに世間的に見ると稼げないイメージがつきものですが、やり方次第では正社員以上に稼ぐことが可能です。
フリーターが正社員以上に稼ぎたいならば、高時給のバイトにチャレンジしましょう。
フリーターだからといって必ずしも低時給な安いバイトしかでないということはありません。時給が2000円を超えるような、高収入が期待できる仕事に就くことで、正社員を越える収入を確保できます。
大学を出ている人であれば塾の講師のバイトなどができますし、プログラミングのスキルがあるならSEのバイトなどがおすすめです。
人付き合いが得意なら、高級ホテルの接客のバイトなど良いでしょう。
時給2000円以上のバイトだからといって、必ずしも専門性や資格、スキルが問われるとは限りません。中には未経験者でも採用してくれるところがあります。
そのような高時給のバイトを始めると、月収が20万円を超えやすく、正社員以上の報酬を稼げます。
5.副業で稼ぐ
フリーターのメリットは時間が空いていることです。たとえバイトの収入が低くても、この空き時間に副業を始めることで、収入を増やすことが可能です。
フリーターができる副業というと、ネットオークションやフリマアプリなど使った転売や、ブログを使ったアフィリエイト、さらには投資など。
これらの副業は本格的にやると高額の報酬を稼げるものばかりです。ただし、本格的に副業を実践するためには作業のための時間が必要です。
毎日仕事が忙しいサラリーマンなどでは、なかなか副業で稼ぐことは難しいでしょう。しかし、時間があるフリーターならば可能です。
フリーターで生涯賃金5000万円を稼ぎつつ、同時に副業で5000万円以上の生涯賃金を稼ぐことができれば、中小や零細の正社員とそれほど遜色のない生活ができるようになるでしょう。
まとめ
今回はフリーターで稼ぐをテーマに記事を書きました。
正社員と比べた場合、フリーターが稼げる生涯賃金はとても低いです。大企業は当然として、中小や零細の正社員と比べても、稼げないでしょう。
ただし、フリーターといってもやり方次第では収入を増やすことが可能です。体力がある20代ならばバイトを掛け持ちしても良いですし、時給が2000円を超えるような高時給のバイトにチャレンジしても良いでしょう。
空いている時間を使って副業を始め、収入を増やしても良いです。
フリーターは正社員と違って時間があります。自由な時間を使って夢を追いかけても良いですし、正社員以上の収入を目指しても良いでしょう。
いずれにしろ、フリーターが稼ぐためには自分の自己努力が求められます。もっと稼ぎたいなら、お金を稼ぐための行動を起こすべきでしょう。