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バイキングの食べ残しで料金が高くなる?法律的にどうなの?

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こんにちは、億持ってない億男です。

レストランのバイキング(ビュッフェ)は、食べ放題で様々な料理を好きなだけ食べられる楽しい食事の形態です。友人や家族との食事に利用する人も多いことでしょう。

好きな物を選んで食べられるバイキングですが、時に、食べ残しが問題になることがあります。一部のバイキングでは、過度な食べ残しをした場合に追加料金が発生する場合があります。このような措置は、食品ロスを減らすためのものであり、環境保護の観点やビジネス的な側面で説明されています。

今回は、バイキングの食べ残しについて解説したいと思います。

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食べ残し料金の理由

バイキング形式のレストランでは、食べ物を必要以上に取って食べ残す行為が問題となることがあります。食べ残しに対して追加料金を課すレストランもありますが、理由としては以下のような点が挙げられます。

食べ残しが減少すると、食べ物が無駄になりますし、廃棄物の処理にもコストがかかります。 食材の無駄を防ぐことで、限られた食糧資源を有効に活用することができます。これは、最近のトレンドであるSDGsの考え方にも沿っています。

バイキングで大量に食べ残されると、レストランの運営コストが増えます。廃棄物処理のコストもかかりますし、無駄に使われた食材も無駄になってしまいます。過度な食べ残しに追加料金を設定することで、レストランには以下のメリットがあります。

まず、コスト削減です。 食べ残しが減れば、処分費用や食材の無駄を削減できます。また、無駄になる食材が多いと、レストランはそのコストをカバーするために価格を引き上げることになりますが、食べ残しが減って無駄が減れば適正な価格を維持できます。

そして、追加料金の設定は顧客の意識を変えることにも寄与します。わざわざ、追加料金を支払いたい人はいませんから、顧客も慎重になります。
そうなると、ひとりひとりが、食べられる分だけを取るようになりますので、より多くの種類の料理をたくさんの人が楽しむことができます。これは、持続可能な消費行動にも繋がっています。

法律的にはどうなの?

では、食べ放題のバイキングで、食べ残しを理由に追加料金を請求することは、法律的に許されているのでしょうか?

民法では、契約の自由が基本です。食べ放題は、レストランと顧客の間で「制限時間のあいだであれば料理を食べて良い」という双方の合意で成り立っています。
まず、必要なのは明示と同意です。 サービスを提供するケースは、食べ残しに対する追加料金の制度を解りやすく明示しておく必要があります。そして必要に応じて、顧客に説明する必要があります。レストランの入り口やメニューに、食べ残しに対する追加料金のルールを解りやすく説明したり、入店時に口頭で説明するという方法もあります。どちらにしても「顧客に食べ残しの追加料金について説明する」というプロセスが必要です。

顧客とレストランが合意すれば、「食べ残しに対して追加料金を請求する」ことは合法となります。

ただし、食べ残しの追加料金に関しては適正な料金設定である必要があります。
追加料金の金額は確かにレストラン側が決めて良いのですが、やはり適正な範囲で設定する必要があります。
明らかに不当で高額な請求をした場合は問題になるケースもあります。

実際に追加料金がいるバイキングはあるの?

食べ残しに追加料金を設定しているバイキングは実在します。

過度な食べ残しをした顧客に対して支払いを要求したという事例もあるようです。

大量の料理を取り分けて写真だけをとって食べ残すというケースもあるようですし、食べ放題なんだから「好きにしても良い」と思う人もいるようです。

もちろん、食べ残しの追加料金が設定されていなくても、食べきれないほどの料理を取り分けて残す行為はマナー違反であることは言うまでもないことです。最初から「食べないつもり」で取り分けるのは、決して褒められたものではありません。

バイキングは料理を楽しむというサービスを提供される場所ですので、食べ残す前提で取り分けるのはやめましょう。

まとめ

今回は、バイキングの食べ放題で食べ残しをした場合の追加料金についての解説をしました。食べ残しに追加料金を設定することは、事前の説明や明示があれば法律的には問題のない行為です。
料金設定に関しては合理的な範囲である必要はありますが、レストラン側が過度な食べ残しに対して追加料金を設定するのには無駄を減らす事や経営的な観点からも必要な行為ともいえます。
過度な食べ残しや明らかに食べられない量を取り分けるのはマナー違反でもありますし、追加料金が発生する可能性もありますので、バイキングで食事をするときには食べ残しがないように食事を楽しみましょう。