こんにちは、億持ってない億男です。
お金は時に、額面以上の価値をもつものがあります。とは言ってもそれは金や株、仮想通貨のようにお金そのものの価値が変化するというものではありません。
それは、珍しいお金のこと･･･エラーコインや価値が高い旧紙幣などはときにプレミア価格で取引されているのです。もちろん、使用した場合は額面どおりの価値となりますが、レアコインや紙幣を取り扱っている専門店に持ち込めば、額面以上の価値になるものもあります。
ということは･･･今、使っている硬貨や紙幣を取っておけば、価値が出るの??と思いますよね。どうなのでしょうか。ちょっとお話ししたいと思います。
額面以上の価値がつく硬貨や紙幣
額面以上の価値がつく硬貨や紙幣は存在します。それは単純に珍しいからです。
珍しいコインといえば、ギザ10を集めたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。他にも穴がずれている5円玉や50円玉、そして、絵柄がずれているものなどです。
紙幣で言えば、古くて珍しいものや旧紙幣の未使用品。紙幣の番号がゾロ目のものなどがレアです。旧国立銀行券はとても珍しく発行部数が少ないため高値で取引されています。
古銭マニアの方にとってはエラーコインや旧紙幣のピン札、現行紙幣であってもキリ番やゾロ目などはコレクションとしての価値があるのです。
現行紙幣はリニューアル予定
みなさんもご存じだと思いますが、紙幣や硬貨は定期的にリニューアルされています。1000円札が夏目漱石だった時代の事は、記憶にあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しく硬貨や紙幣がリニューアルされて流通しはじめると、それまで使用していた古い硬貨や紙幣は旧紙幣となり、回収されて流通量が減っていきます。
そして、2024年7月3日から日本でも紙幣がリニューアルされるのです。新しい10000円は渋沢栄一に、5000円は津田梅子、そして、1000円は北里柴三郎になります。
定期的に硬貨や紙幣をリニューアルすることで偽造を防止して通貨としての価値を守るという目的があります。実際に、日本の硬貨や紙幣をつくる技術は世界一とも言われており、日本の最先端技術と日本の職人の手仕事が惜しみなくつぎ込まれています。
ということは･･･今、流通している紙幣をとっておけばリニューアル後に価値があがるのでしょうか。もし、価値が上がるならとっておいて、新しい紙幣が流通し始めてから売れば良い！ですよね。
リニューアルされても価値は変わらない
答えから言ってしまうなら、現行紙幣を取っておいて、2024年7月3日以降に旧紙幣としてプレミア価格がつくかと問われると、答えはNOです。額面以上の価値になることはまずないでしょう。
たとえば、聖徳太子の10000円札ですが、これも旧紙幣にあたります。ですが、特別な価値(エラーやゾロ目など)がないかぎりは、額面以上の価値がつくことはありません。他にも、伊藤博文の1000円札や聖徳太子の1000円札、岩倉具視の500円札などもすべて現行紙幣ではありますが、古いというだけで額面以上の価値はつきません。
今、流通しているお金についても、エラーなどの特別な価値がない限りは、リニューアル後に価値があがるということはないでしょう。もちろん、印刷ミスのものやエラーなどがあれば、価値はありますが、それは今の時点でも同じ事です。
価値があがる可能性があるものは?
紙幣がリニューアルされたからといって、旧紙幣がすべて価値があがるということはありません。ですが、中には価値があがるものもあるかもしれません。
それは、そもそも価値がついているもの･･･エラーやゾロ目、キリ番などの場合です。このような硬貨や紙幣は今の時点でもある程度の価値がありますが、より価値が高まる可能性もあります。お金は、リニューアルされてもしばらくの間は現行紙幣として取り扱われるため、お金として使用することができます。
ですので、もし、珍しい要素があるお金が手元にある場合は、とっておいてもいいかもしれません。
まとめ
今回は、硬貨や紙幣についてのお話でした。今、流通している紙幣は2024年7月3日にリニューアルされます。3種類のお札すべてが新しいデザインへと変更されて、今、流通している紙幣は回収されていきます。
ですが、今のお金を取っておいてもリニューアル後に価値があがるということはまずありません。額面どおりの価値のみという場合がほとんどです。
硬貨や紙幣に額面以上の価値がつく場合は、エラーやゾロ目、キリ番などの場合です。もちろん、旧国立銀行券のようにそれだけで価値がある紙幣もありますが、旧国立銀行券は古く、そして、発行されている数もすくないためレアなのです。
新しい紙幣を楽しみにしつつ、もし、エラーやキリ番などがあれば、専門店で価値を確かめてみてもいいかもしれません。