こんにちは、億持ってない億男です。
お金をテーマに様々なお話をしているこのブログですが、そもそもお金ってなんだと思いますか?
貨幣や紙幣といった形にはなっていますが、お金が何なのかをじっくり考えたことがある人はもしかすると少数かもしれません。
金戒は「お金」にスポットを当てて考えてみたいと思います。
お金には価値がない?
「節約」とか「投資」とか「金運」をテーマにした生地を書いていたこのブログで「お金には価値がありません!」などと書くのはとんでもない矛盾のように感じますが、実際にお金そのものには価値はありません。
紙幣は印刷物ですし、貨幣は金属です。お金そのものには価値がないのです。
ですが、実際にお金には価値があり、お金を稼ぐためにみんな働いているし、企業は利益を出すために動いています。
でもそれは、お金の価値ではなく、お金は様々なモノやサービス、人材の確保などに必要だからです。つまり、本当に価値があるのはお金ではなく、モノやサービス、人材や賞品なんです。
ただ、お金は世の中のほとんどのモノ(お金で買えないモノもありますよ)と交換ができるもの。
食べ物や衣類、車や家などの生きていくために必要なものはもちろん、趣味や娯楽にもお金は必要です。
今の世の中でより快適に楽しく過ごすためにお金はたくさんあったほうがいいもの。お金に価値があるとすれば、交換価値が高いという言い方ができます。
つまり、お金は「お金である」というだけで価値があるわけではなく、お金を動かす一人一人がお金に価値を与えるということです。ひいてはそのときの社会がお金に価値を与えているという言い方もできそうです。
お金は動いてこそ
お金といえば「貯蓄!」という方もいらっしゃるでしょう。確かに貯金額が少ないと不安になりますし、ある程度の蓄えは大切です。貯金ゼロでもなんの不安もなく生きていられるほど、楽天的になるのはなかなか難しいですよね。
ですが、お金は本質的には使ってこそのもの。潤沢な預金が与えてくれる精神的な安心感はあるかもしれませんが、お金の価値の本質はそこにはありません。
お金は使ってこそ価値が生まれるモノですし、社会経済という広い側面から見たときにもお金は動いてこその価値があるのです。
貯蓄を否定する訳ではありませんが、みんながとにかくお金を溜め込んで使わない世の中になると不景気になります。
お金をみんなが使ってお金が循環する世の中は、景気がよく経済がよい状態であると言えます。
最近はよく「円安だから!円の価値が下がってる」という話を聞きます。確かに間違いではありませんが、外国の通貨との交換価値だけかお金価値ではありません。
みんなが過度に貯蓄することなく、お金をどんどん使ってどんどん稼ぐ!経済が回れば生産性も上がる…これこそがお金に価値を与えることになります。
お金で商品やサービスの価値をはかる
お金には、商品やサービスの価値をはかるという役割があります。
私たちは無意識のうちに、商品やサービスの価値をはかる基準としてお金を使っています。
「この値段なら安いよね」とか「〇〇万円もするのに質が悪い」なんて、思うことありますよね?
お金を基準にすることで、自分の労働や収入に見合った商品やサービスであるか。他の類似する商品やサービスとの比較が容易になります。
もしお金がなかったら、商品やサービスを受けるときの基準が解らなくなってしまいます。
お金があるからこそ、明確にわかりやすく商品やサービスの価値を他者と共有できるわけです。つまり、お金は私たちの生活を豊かにして便利にしてくれるものなのです。
お金でなんでも解決しない
お金は様々なモノやサービスと交換することができるものですが、お金がいくらあっても解決しないこともあります。
人間関係や恋愛などはもちろんですが、才能や個性もお金に左右されないものです。
例えば億男が100億円支払ったとしても、作家さんやスポーツ選手の才能を手に入れることはできません。
ですが、才能や個性は上手く育てればお金を産むものとなります。
まとめ
今回はお金の価値についてお話ししました。
お金をそのものに価値があるわけではなく、世の中の商品やサービスを、うけるために必要だからこそのお金に価値が産まれます。
つまりお金の価値はそれを動かす一人一人やそのときの社会が、価値を与えているのです。
お金は生活を豊かに楽しくしてくれるもの。今の世の中で生きていくために欠かせないモノです。ですが、お金にばかりとらわれると本質を見失ってしまうかもしれません。
お金とは何なのかを意識して正しく理解していれば、お金に対する意識が変わって新しい視点で自分の生活や労働を見ることができるかもしれません。