こんにちは、億持ってない億男です。
弁護士費用は高い!というイメージがありますよね。弁護士に依頼したことがある人なら詳しいかもしれませんが、そうではない人にとっては弁護士費用って結構複雑で難しいものです。
いつも私達がしている買い物とは全く違うスタイルですし、どこまで何をしてくれるのか・・・そもそも何にお金がかかるのかなど知っておいて損はありません。
事故やトラブル、相続などで依頼することがあるかもしれませんし、今回は弁護士費用についてお話していきたいと思います。
弁護士費用の基本を知りましょう
弁護士費用はちょっと複雑な方法で料金が設定されています。費用はいくつかに別れていて一般的な弁護士費用の基本は以下のようになっています。
①着手金:案件を引き受ける際に支払う初期費用
②報酬金:事件が解決した後に、その成果に応じた費用
③実費:裁判所への申立て費用や、書類郵送費など実際にかかる費用
まず、着手金ですが、これは依頼時にかかる費用です。金額については各事務所で異なります。途中で事件が早期解決しても、途中で依頼を終了して弁護士を変える場合でも、どのような場合でもこの着手金が戻ってくることはありません。
弁護士は、着手金を貰った時点であなたに弁護人となり、相手との交渉などができるようになります。
つづいて、報酬金ですが、これは解決した時に支払う報酬です。通常は、事件解決で得た利益の○%という形で支払います。
そして、実費ですが、これは交通費や郵便物の送付にかかった費用などを指しています。事務所によって対応は異なりますが、依頼時に実費を預けておいて、かかった金額が差し引かれて余ったら戻ってくるというシステムになっているところもあります。
他にも、弁護士が出張した場合は別に費用がかかります。多くの場合、依頼した際には面談や相談の費用はかからないケースが多くなります。
弁護士費用の算出方法
つづいて、弁護士費用をどうやって計算するのかを見ていきましょう。基本、弁護士費用は事務所ごとにことなります。ですが、案件の性質や複雑さや、弁護士の経験や専門性によって異なります。
弁護士費用の目安については「弁護士の報酬に関する規程」という日弁連が出している規定である程度確認できます。基本的に、弁護士費用は弁護士本人が決めるのですが、基準がないとわかりにくいため、この規定が公開されています。商品の標準小売価格のようなものだと考えてもいいでしょう。
詳しくは日弁連のサイトをチェックされてください。https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/cost/legal_aid.html
この規定を確認すれば、なんとなくの基準が見えてきます。依頼費用が高いのか安いのか・・・適切なのかを知りたいときの基準として役立ちます。
費用を抑えるためにできること
弁護士への依頼を検討するということは、何かしらのトラブルを抱えているということでもあります。
特に、債務整理や離婚などの金銭が絡むトラブルの場合は、費用をできるだけ安く抑えたいということもあるでしょう。弁護士費用は決して安いものではありませんが、依頼することで得られる肉体的精神的な効果は絶大ですし、複雑なトラブルを解決してくれる頼もしい味方でもあります。
とは言っても、ない袖はふれない!というときのために、弁護士費用を少しでも安く抑えるためのポイントをいくつかご紹介します。
弁護士費用に影響を与える主な要因として、案件の複雑さや弁護士の経験と専門性があります。そして、地域によっても価格差があります。
複雑なトラブルの場合は、どうしても費用が高くなりますし、専門性が高い弁護士に依頼するとやはり報酬は高くなります。
ですので、費用を抑えるためには、複数の弁護士に相談するという方法があります。無料相談を利用して少しで安く依頼を受けてくれる弁護士を探すのです。また、費用が明確な固定料金制を採用している弁護士に依頼することで「最終的にいくらかかるのか解らない」という不安をぬぐうことができます。
価格交渉や依頼内容の交渉は、常識の範囲内であればしてもかまいません。
まとめ
今回は、弁護士費用についてのお話でしたがいかがでしたか?
誰もがいつか頼ることになるかもしれないのが、弁護士です。いざという時に自分の味方になってくれる弁護士ですが、費用面のことを知っておくと安心です。弁護士費用は複雑な形態になっていますが、理解しておけばなんということもありません。
どういった費用の形態なのかなどをなんとなくでもいいので頭に入れておくと、依頼をするときに慌てなくてすみそうです。
弁護士費用については、法テラスなどの利用ができるケースもありますので、また、近いうちにご紹介しますね。