こんにちは、億持ってない億男です。
株の稼ぎ方についてはさまざまな方法があります。その中でも株価の安い時に株を買って株価が高くなった時に売るという方法は、稼ぐ方法としては一般的でが、それだけではなく配当金という形で利回り数%程度を年に1回または2回還元してもらえるものです。
業績が安定した企業を投資すると、配当金も堅実に貰えます。そこで、配当金の特徴や、メリットとデメリットなどをご紹介します。
株の配当金とは?
株のメリットは3つあり、株価が安値の時に買い、高値の時に売る差益を収益として得られる「値上がり益」、企業が展開している商品やサービスを通常よりも安く利用できる「株主優待、そして、株を長期保有することで、企業が売り上げた利益の一部を株主に還元する「配当金」があります。
株式投資はそもそも、株の値上がりを狙って稼ぐのではなく、出資に応じて利益の配分を受け取ることが目的とされていますが、値上がり益を受け取ることが投資家にとっては手っ取り早いため、現状では株の売買を行う投資家が多くみられます。
株の配当金に注目をして投資をする場合、株価の値上がりや値下がりではなく、業績の成長率、安定性、将来性などの長期的な視点が必要です。
そのため、業績が悪化している企業や発展途上の企業などの株を保有しても、株主に還元する利益がなかったり、出た利益を設備投資に優先されたり、配当金が出ない場合があるため、投資する企業の見極めをしっかりと行いましょう。
株の配当利回りについて
配当金は収益としてどれくらいもらえるのでしょうか? そこで、上場企業各社の「配当利回り」を確認することで、どれくらいの金額を受け取れるかがわかります。
その額が、保有している株価に対して何パーセントにあたるかを「配当利回り」といい、以下のような計算方法になります。
例 例えば、1株当たりの配当金が20円の会社で、株価が1,000円の場合
1株当たりの配当金20円÷株価1,000円=配当利回り2% となります。
最近の銀行の定期預金の金利は、0.01%から0.15%で、さらに今後も減少する可能性もある……という実態から、株式投資の利回りだけでも、高金利であるということがわかりますね。
ところが、配当利回りが高いということが、企業の業績や将来性を反映しているわけではなく、上記の株価が1,000円でしたが、3,000円に上がった場合、配当金は0.67%となります。
株価が上がった場合、売って値上がり益として収益を受け取ることもできますので、臨機応変に対応しましょう。
さらに企業の中には、配当利回りが5%以上の企業もあり、配当金を目的にして株を始めてみるのもひとつの手段です。
配当金狙いの長期投資のメリットとデメリット
配当金を獲得するためには、長期的な株の保有は大前提です。値上がり益を狙うのであれば、株価の変動を気にしながら、短期的な売買を行う必要がありますが、配当金を狙うのであれば、株価の変動を機にかける必要がないため、サラリーマンなど忙しい方のライフスタイルに適した投資です。
メリット1.利回りが高い
繰り返しになりますが、株式投資によって得られる配当金は投資した額に対しての利回りが高いです。
大手銀行と比べても、非常に大きな差があります。
メリット2.不労所得を得られる
株式投資によって、お金がお金を稼ぎ収益を得ることができます。
自分が働いているメインの収入の他に、別の形で、株を保有しているだけで、お金を受け取ることができるのは大きなメリットです。
メインの収入が事故や病気で確保できなくなった場合、副収入として配当を定期的に受け取れるというだけでも、安心感があります。
メリット3.株主優待を受けられる
株を長期保有していると、企業によっては配当金に加えて、株主優待を受けることができます。この株主優待は、自社が展開している商品やサービスの割引券、金券、食品など、有用性の高いものが多く、配当金と合わせることで利回りが高いとされている企業もあります。
配当金を狙うこと、株主優待も取得条件はほとんど同じですので、長期保有の大きなメリットになります。
デメリット1.時間がかかる
長期保有によって、年に2回得られるのが配当金です。今すぐお金が欲しいという方にとってはデメリットになる要素で、値上がり益を狙う方には、向いていないかもしれません。
デメリット2.無配当になる可能性も
配当金は企業の利益を株主に還元する形となっており、投資している企業の業績が悪化してしまうと、配当金がもらえなくなる可能性があります。
なので、配当狙いで投資をする場合、長期的な視点で業績、将来性などを、分析を行い投資をする必要があります。
まとめ
近年の大手銀行の金利が低くなっており、また年金が受給されない可能性も高くなっています。
そこで、将来に向けた資産運用のひとつとして、配当金を得られる企業の将来性、業績、配当金、株主優待を合わせて、資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。