こんばんは、億持ってない億男です。
岸田政権が打ち出している「資産所得倍増計画」をご存じでしょうか。岸田内閣は「貯蓄から投資へ」という戦略を立てているようで、簡単に言ってしまえば「貯蓄ではなく投資して」と言っているということです。
もちろん、投資は悪いことではありません。ですが、一般の人にとって投資はちょっと敷居が高いというか・・・危ないようなイメージがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、岸田政権の看板政策のひとつでもある「投資」について少しだけお話ししたいと思います。
資産所得倍増計画ってそもそもなに?
岸田政権が看板政策として打ち出しているのが「資産所得倍増計画」です。
漢字が多くて「なんだそれ」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません・・・この政策は「貯蓄から投資」に資産をシフトするための計画案のことです。
日本銀行の「資金循環統計」によると、2021年4-6月の総貯蓄額は1992兆円でした。
これは過去最高の数字です。しかも現金での預金が50パーセントを占めているというのです。
つまり、みなさんコツコツと真面目に貯金をしているということですね。
貯蓄額が多いのは悪いことではありません・・・が、経済という面から見ると、動かないお金の割合が増えると不景気になってしまうのも事実です。
経済を好調にするためには、お金が動くことが大切・・・。貯蓄額が増えているという理由はもちろんひとつではないと思いますが、将来への不安や新型コロナの感染拡大で消費が落ちたこともその要因のひとつかもしれません。
と、このように日本人は貯金をもっているということですが、この貯蓄を「投資」のシフトして貰おうというのが、ものすごく簡単な「資産所得倍増計画」の説明といえます。
もちろん、貯金をすべて投資に回せといっているわけではありません。ただ、日本人は多くの人が投資をしないで貯金をしているというのも事実ですから、こうした政策が飛びだしたのかもしれません。
投資とギャンブルは違うの?
中には「投資なんてこんなギャンブルできない!大切なお金なのに」という方もいらっしゃるでしょう。
株やFXそして先物など、投資できる先はいろいろとありますが、市場がどう動くのかを確実に予想できる人はひとりもいませんから、どうしても「ギャンブル的な要素がある」と思ってしまいます。
確かに、投資は元金の保証がありませんので、大失敗して大損をした人もいます。中には財産の多くを失った人もいます。
ですが、投資とギャンブルは大きく異なります。
まず、ギャンブルには再現性がありません。仮に、競馬で10万円勝ったとしても法則があるわけではありません。ですが、投資には再現性があり、市場の動きはある程度予想も可能です。
そして、ギャンブルは一発勝負ですが、投資は長い目でみることができます。100年単位で見た場合は、株は上がり続けているわけで投資はギャンブルではありません。
また、金のようにそのもの自体に価値があるものへの投資は、確かに変動はあるものの価値がゼロになるということが考えにくく、負ければ賭けたお金をすべて失ってしまうギャンブルとは性質が異なっています。
「投資はギャンブルみたいなもの」と考えると「一生懸命働いたお金をギャンブルにつぎ込む」なんてとんでもないという話になるわけですが、正しくリスク管理をした投資は決してギャンブルではないのです。
投資はお金でお金を稼ぐ方法?
投資はお金にお金を稼いでもらう方法という言い方もできます。
もちろん、全財産をすべて投資するというのはリスクが大きすぎますが、資産をわけて管理して「一部は投資する」というのは決して悪い選択ではありません。
投資はいわゆる不労所得です。つまり、お金を稼ぐ労働をするのではなく、お金にお金を稼いでもらうという考え方です。
お金をただ銀行に預けていても利子はわずかですが、投資をすれば利子以上の利益が出てお金が増えるというケースもあります。特に、長期的に株などを保有した場合は、資産が増えるケースは決して珍しいことではありません。
多くの人は「投資より貯金」という考え方を持っているかもしれませんが、これからの時代は貯金と投資に自分の資産を分けて管理するというのが一般的になるかもしれません。
まとめ
今回は、岸田政権の看板政策でもある「資産所得倍増計画」について、そして、投資について少しだけお話をしました。
投資にはあまり良いイメージがない人も多いかもしれませんが、投資はギャンブルとは異なるもので正しくリスク管理と資産管理をすれば悪い方法ではありません。
せっかく働いて貯めたお金を投資でパーにするなんて!というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、投資はお金にお金を稼いで貰う方法でもあります。
投資はお金にお金に興味があるという方は、実際のお金をかけないデモトレードなどを利用して投資の疑似体験をしてみてもいいかもしれません。